大腸内視鏡検査はどうやってするの?
大腸内視鏡検査を受けるにあたって最も重要なことは、
自宅にて検査の前に大腸の中の便を、くまなく、殆どすべて体外へ排出させておくことです。
便が大腸内に残っていたのでは、細かい病変を見逃すことになり、折角の検査が台無しになります。
そのためには、検査前日の夕食が重要になります。
便を作らないような食事にする必要があります。
具体的には下記の注意事項に留意してください。
検査前日の夕食(できるだけ軽食に)
飲んでいいもの:
水、お茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒー(砂糖可、ミルク不可)、炭酸飲料、スポーツ飲料、味噌汁のつゆ
食べていいもの:
素うどん、素そば、パン1~2枚、お粥1~2杯 豆腐、卵、白身魚、澄まし汁、コンソメスープ、具のない味噌汁
飲んではいけないもの:
牛乳、実のあるジュース
食べてはいけないもの:
肉類、野菜類、海藻類、きのこ類、こんにゃく、ごま、とうもろこし、豆類
夕食後、容器の中に水1800mlを入れ中の白い粉末を充分に溶かして、
大腸内視鏡検査用下剤:マグコロールP 1800mlを作ってください。
検査前夜は、マグコロールP 1800mlの半分の900mlだけを飲んでください。 就寝1時間ぐらい前から、ゆっくり飲み始めてください。
コップ1杯(180ml)を10分間隔で飲んでください。
コップ5杯分(180ml×5=900ml)に相当します。
つまり50分かけて900mlを飲むことになります。(10分×5=50分)
飲む量が多いのは大変申し訳ないのですが、ポカリスエットに似た、酸味のあるジュースのような味がしますので、思ったよりは美味しいのではないかと思います。
但し、反応が良い方は、深夜から排便が始まることもあります。
その際常用されている血圧、心臓の薬は飲んでください。
飲み方は前夜とまったく同様です。
マグコ ロールPを飲み終わったら、頻繁にトイレに行くことになります。
10回ぐらいトイレに行ったら、最終的に水洗トイレの底が見え、ウーロン茶や紅茶のような便になります。
そうなれば、大腸内視鏡検査が可能になります。
便意が充分に治まってから午前9:00頃に当院にお越し下さい。
病院来院後は、内視鏡室で専用の検査衣に着替えていただきます。
そして、検査ベッドに横たわり、検査中の痛みをなくすための鎮静剤入りの点滴を開始します。
点滴開始後、徐々に眠くなっていきます。
うとうとしかけたところで検査開始となりますが、この時点で既に夢の中に居る状態になっているので、
まず痛みを感じることはありません。
上図のような格好で検査が始まります。
検査は肛門から内視鏡を挿入し、大腸内をくまなく観察します。
所要時間は人それぞれです。
5-10分で終わる方もいれば、30-40分かかる方もおられます。
いつのまにか始まって、いつのまにか終わっています。
『内視鏡が体に入っている感覚すらない』と体験者の大半の方は言われます。
無事検査終了後は、1-2時間は仮眠用のベッドでお休みいただいています。
十分に目が覚めてから、検査結果について説明をします。
下記URL参照してください。
http://www.youtube.com/v/RZB1WTzeTKk?version=3"><param
http://www.youtube.com/v/uT6bBP0Ysfc?version=3"><param
http://www.medicaltown.net/digestive/endo_ch/mov_05/f1-1500.html