便検査で大丈夫?

●最近、排便が不規則で下痢をします。近くの病院で便検査の指示を受けましたが、便検査だけで大丈夫でしょうか?

便検査は、大腸ガン検診として普及していますが・・・。 「出血している病気」、つまりある程度の大きさのガンでないと陽性にならず、早期ガンは出血しないことが多く見逃されやすい、という大きな問題があります。 大腸がんは進行ガンでも、手術で助かることが多く、「大腸ガンの死亡を減らす」という便検査の意義はあります。しかし、「内視鏡で治療可能な早期ガンでの発見」という願望をかなえるには不十分です。 専門医は、このような問題点から、便潜血検査を勧めることはあまりありません。便通異常などの症状がある方は、最初から検査をされた方がよいでしょう。 次に、便検査が陽性の場合ですが、痔でも陽性になるので、直ちに悪い病気を心配する必要はありません。しかしながら、もう一度、便検査をおこなうのは無意味で、すみやかに検査をおこなうべきです。

大腸の内視鏡検査は、もっとも精密な検査であり、同時に大腸ガンの原因となりうるポリープも切除できますので、症状のある方には検査をお勧めします。また、症状がないかた、時間が無く検査の受けられない方も、せめて便検査だけは定期的に受けることをお勧めします。

大腸ガンを早期に発見するためにはどうしたらよいでしょうか

大腸ガンは、食生活の変化より増加しています。  
大腸ガンの早期発見にもっとも正確な検査は大腸の内視鏡検査です。
便潜血検査は『小さなポリープや早期ガンの多くは出血せず見逃されやすい』などの問題点があります。  
次に、大腸癌を予防するためにはどうしたらよいでしょう。
最も効果の高い確実なことは定期的に内視鏡をおこない、ポリープのうちに切除することです。
大腸癌の多くは大腸ポリープが源である事がわかっています。
大きな癌では手術が必要となり、しかも再発の危険もありまが、ポリープの段階でしたら内視鏡で簡単に切除できます。

以前にポリープ切除を受けた方は1年ごと、ポリープが多発している方や・組織検査の結果によっては数ヵ月ごとに検査をすすめるのが一般的です。

当クリニックでは、希望の方には鎮静剤を使用し内視鏡検査時の苦痛を緩和するよう心がけていますので一度ご相談下さい。

大腸がんの症状

発見しにくい大腸がん

大腸がんが増えています。 今まで日本人のがんといえば胃がんが代表的でした。しかし、近年日本では大腸がんが急増していることをご存知でしょうか?

大腸がんの初期には、症状がない事も多いので、
毎年定期的に検診を受けることを お勧めします。

大腸癌と大腸ポリープを予防する食事

1.脂肪の多い食べ物を避ける。また摂取量を減らしましょう。

バター・マーガリン・油脂は少な目に、またはジャム・はちみつなどでパンは食べましょう。

2.食物繊維の多い食べ物を摂りましょう。

野菜・豆類・(のり・わかめ・昆布などの)海草類・きのこなどを食べて便の量を増やし、
便中の発癌物質を薄めます。

3. 牛肉・豚肉・鶏肉の摂取を減らし、さかなを多用した食事を増やしましょう。

成長期の子供をのぞき、成人はたくさん必要としません。

4.いわゆる日本食(和食)を見直し、大腸の健康食として積極的に食べましょう。

5.母乳の初乳やヨーグルトに多く含まれるラクトフェリンに大腸ポリープを小さくする作用があることがわかりました。

便潜血陽性の意味

大腸のどこからか出血したため、便に目に見えない程度の血液成分が混じり、検査でチェックされることです。

一回でも陽性なら、精密検査が必要です。

現在、検診で行われている検査のほとんどは人の血液だけに反応します。 検便前に焼肉やステーキを食べても、検査には全く影響はありません。 ポリープや腫瘍があると、その部分は正常のところよりもろく出血し易いため、大腸の動きや便の通過に伴って出血すると推定されています。 ただし、大腸炎や痔でも出血しますので、この検査だけでは原因はわかりません。 内視鏡などの精密検査で、出血源を調べる必要があります。

大腸がんの可能性が高い人

1. 健康診断・人間ドックで便潜血が陽性であった方
2. 最近、痛みもないのに便に血が混じっていた、または血がついていた方
3. 最近、急に下痢や便秘になったり、下腹部に痛みの続く方
4. 兄弟・両親など身近な血縁者に大腸がん・ポリープが発生した方

大腸内視鏡検査を受けていただきたい方

・40歳以上の方で、今まで大腸内視鏡検査を受けた事のない方
・大腸がんを疑う症状のある方(血便、便秘、下痢、腹痛、便異常)
・便潜血検査陽性の方
・メタボリックシンドロームの方
・以前、がんになったことのある方(大腸がん以外のがんも含みます)
・以前、大腸ポリープがあった方
・胃ポリープや、胆のうポリープが多発している方
・がん家系の方
・血縁者の中に大腸がんにかかった人がいる方
・潰瘍性大腸炎、クローン病の方
・痔のある方

大腸がんは大腸ポリープから発生します

大腸ポリープをがん化する前に切除することにより、大腸がんは「予防」することができます。

大腸ポリープは大腸内視鏡で発見・切除することができます。

現在、日本人の40歳以上の方の約40%の方が

「がん化の危険性のある大腸ポリープ」である腫瘍性ポリープ(腺腫)を持っているといわれております。
 
大腸がんは食生活の欧米化に伴い日本では急増しています。
 
大腸ポリープには良性で癌化しないもの、良性だが癌化のポテンシャルを持つもの(大腸腺腫) 、

悪性のもの(大腸がん )に分かれます。

大腸腺腫や大腸がんは内視鏡手術の治療対象となります。
 
大腸ポリープはサイズが大きくなると内視鏡では手術できなくなりますので、

比較的小さいサイズのうちに、内視鏡で手術しますと、開腹手術にならずに済みます。

40歳以上の方で、大腸内視鏡検査を受けたことのない方は、

一度、大腸内視鏡検査を受けて頂くことをお勧めします。

大腸に関するQ&A

Q1.便潜血反応で陽性(+)と結果がでました。

A1.大腸内視鏡検査を受けてください
大腸内視鏡検査は直接大腸の中を観察するため病気の発見率も高く信頼できる検査です。(便潜血反応では、進行癌では100%近い陽性率が得られますが、早期癌では陽性率は低く、早期癌の発見には有用とは言えません。)

Q2.痔が悪く、肛門からの出血があります。

A2.痔が悪いからといって出血の原因が肛門部の痔であるとはかぎりません。
肛門は大腸とつながっています。出血の多少にかかわらず、腸の悪性の病気も疑われます。出血がどこからのものなのか、腸に病気、炎症がないかどうかを確認しておくことが大切です。内視鏡による検査が確実です。若い方(10代、20代、30代)も例外ではありません。

Q3.長期にわたって便秘・下痢が続く、便秘と下痢を繰り返すという便通異常があります。

A3.腸の悪性の病気・炎症性の病気が原因で便通異常が起こっている可能性もあります。
これらの病気が疑われる場合には内視鏡による検査が必要です。10〜20代の若い方でも、若いからと安心せず検査をお受けになることをおすすめします。

Q4.以前、大腸のポリープを切除したことがあります。

A4.定期的に内視鏡検査を受け、経過を観察しておくことをおすすめいたします。

Q5.家族に大腸癌、大腸ポリープ切除をした人がいます。

A5.大腸癌は遺伝ばかりではなく食生活も関係していると言われ、同じ食事をしている方には検査をおすめいたします。大腸疾患は食生活の欧米化により増加しています。

« 前へ


山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303