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大腸がんにならない方法(1)

日本人の死因で近年、男女とも増加しているのが大腸がんで、2015 年には、日本人のがんで最多
になるとの予想もあります。
この最大の原因は、食事の欧米化と考えられています。
大腸がんは、前がん病変(ポリープ)のうちに内視鏡下に切除すれば大腸がんの発生が予防できます。

Q1.大腸ポリープは全て大腸がんの前がん病変なのですか?

A1.
大腸ポリープにはがんの元になる腫瘍性ポリープ(腺腫)と放置してもがんにならない非腫瘍性ポリープ(過形成性ポリープ、炎症性ポリープ)があります。
どちらのポリープかは、ポリープの大きさや表面の模様(pit pattern)を見ることである程度は予測が可能です。
前がん病変である腫瘍性ポリープ(腺腫)が疑われた場合は、内視鏡下に切除することで確実に大腸がんが予防できます。

Q2.大腸がんは全て大腸ポリープから発生するのですか?

A2.
大腸がんの多くは大腸ポリープ由来ですが、一部(数%)のがんはポリープを経ないで、直接、正
常細胞から発生します。
これをDe Novo がんといいます。
したがって、内視鏡下ポリープ切除の「大腸がん予防効果」は90%以上ですが、100%ではありません。
しかし、De Novo がんも早期発見すれば、内視鏡下で切除することも可能です。

Q3.「前がん状態」の無いDe novo がんの早期発見の方法は?

A3.
大腸がんには「隆起型」と「平坦型」があり、「平坦型」はすべてDe novo がん、「隆起型」はポリー
プ由来とDe novo がんの両方があると考えられています。
平坦型のDe novo がんは便潜血検査や注腸(X 線)検査では早期発見することは非常に困難ですので、大腸がんが心配な方は「大腸
内視鏡検査」をお勧めします。

Q4.大腸ポリープや大腸がんはなぜ起きるのか?

A4.
まず、食事やお酒の中にある有害物(発がん物質)により遺伝子に傷ができます。
我々の体を構成する細胞の設計図である遺伝子に傷がつくと、細胞も変化してしまいます。
大腸がん発生に重要な遺伝子が変化すると正常細胞から変化して小さなポリープができます。
さらに変化が進むとポリープが大きくなり、ポリープはがんに変わっていきます。
がん化率は大きさに依存し、5mm 以上になれば線腫もがん化する可能性があります。
1cm 以上では10%前後に、2cm 以上では半数にがんを認めます。