痔だから、便潜血陽性・血便とはかぎらない

便潜血陽性だったのに『大腸カメラで異常なし』といわれた方へ

よかったです!

大腸に異常がなかったということは基本的に『肛門』からの出血つまり、『いぼ痔』や『切れ痔』などからの出血であったと考えて差し支えありません。

もっとも自分が痔を持っていると自覚している方はその説明で納得していただけると思います。

しかし、自覚症状がなくても内視鏡検査にて多少腫れている痔核や裂けている部分が見えたり検査の際にたまたま硬い便をしてしまったり、検査に提出しなきゃということで気張って便を出した際に肛門が裂けてわずかに便に血が混じってしまうということも考えられます。

女性の場合は月経の血が混じってしまい検出されてしまうこともあります。

しかし検査をして結果的に『異常なし』であったらそれでよかったのです。
『わざわざ検査したのに』なんて考えないでください。
あくまでも結果論であって実際に便検査陽性からガンが見つかる方も少なくないのですから。腹痛


ケース1:再検査後、陰性だったので、大丈夫と言われた

便潜血が陽性だったが担当の先生に『もう一度検査しましょう。』と言われ、結果今度は陰性だったので『大丈夫ですね。経過を診ましょう』と言われました。

本当にこれで大丈夫ですか?

大丈夫ではありません! これが大腸がんや大腸ポリープが見落とされる最も多いパターンです。
まずここで申し上げたいのは1回でも便に血が混じったり、潜血検査が陽性になったら異常だと認識を持つことです。
そもそも便潜血検査は便の中に血がわずかでも混じると陽性となりますが、そのうち1回でも便に血が混じったということはそもそも異常なことですよね。
だって
普通なら便に血は混じりませんよ。

便の通り道にどこか血がでているところがあるから陽性になったのです!

確かにもともと"痔"であるならば便の検査が陽性になることはよくあります。

症状(おなかが痛い、排便異常、腹部膨満など)が無いから『どうせ痔だろう』とか『たまたま1回だけ血が混じっただけだ』なんて考えは発見を遅くする
ばかりでなく、せっかくの二次検査のタイミングを逸してしまうだけなのです。


ケース2:便に血が…でも便検査では、陰性。大丈夫ですか?

確かに血便でした!

排便時に血が混じっていたので医療機関を診察したところ『それでは便の検査をしましょう。』と言われました。

結果は陰性だったので『大丈夫ですね。経過を診ましょう』と言われました。

本当にこれで大丈夫ですか?

 

もしこのような返答をする先生がいらしたら正直困ったところです。

肛門から血が出たということは異常なのです。 確かに肛門疾患(いぼ痔や切れ痔)の可能性は高いでしょう。
しかしそうでなかったら?と考えなければいけません。

実際に見た血便というものが、もしガンからの出血のサインであった場合、そして便検査(潜血)の際に出血してなかったために結果陰性という報告を受け放置してしまったら? そうです。

ガンは進行してしまうのです。
毎日を安心して暮らせるよう、血便を認めた場合は大腸検査をすることをお勧めします。

排便時出血

排便時に出血する病気として腸の病気と肛門の病気が考えられます。
いわゆる痔(ぢ)を痛いものだと思っている方が多いのですが、痔には内痔核と外痔核というものがあり、内痔核は肛門の奥にできる為に痛みはあまり伴いません。
便がこすれる事により浮腫みが強くなり出血するようになります。
また、硬い便をした後や、強くりきんだ後に肛門粘膜が裂けると、いわゆる切れ痔(裂肛)となります。
切れ痔は強い痛みを生じます。
痔がひどくなる原因として便秘があげられますが、便秘の原因として大腸の狭くなる病気、いわゆる「大腸ガン」があります。 つまり、「痔かな・・」と思っていても排便時の出血があった場合は大腸検査をお勧めします。
大腸に出血病変がなければ、肛門の疾患として安心して暮らせますし、検査にて、症状を呈さないようなポリープが見つかることもあります。  

胃腸にやさしい食事


2週間前に食中毒にかかってしまいました。
発熱、下痢、嘔吐など激しい症状が数日続きましたが、現在は症状も治まり仕事も再開しました。
医者からはしばらく消化のよいものを食べるように言われていますが、どのようなものを食べればよいのでしょうか?


消化がよい食事とは、消化吸収の妨げになる食物繊維が少なく、胃での停滞時間が短くて、胃腸を荒らさない食事のことを言います。
ひどい下痢や嘔吐などがあった直後は、脱水症状を起こさないように水分補給に気を配りながら、おかゆやくず湯など、でんぷん質で流動状のものから口にしましょう。
そして、徐々に普通の食事に戻していきます。

●完全に回復するまでは避けたい食品

カフェインを含む飲料、炭酸飲料、アルコール、脂っぽいもの、不溶性の食物繊維を多く含むもの(きのこ、たけのこ、ごぼうなど)、硬いもの、アクの強いもの、ナッツ類、酸味の強いもの(果汁を含む)、生もの、香辛料、甘みの強いもの、塩辛いもの、熱すぎるものや冷たすぎるもの

●また、食品ではありませんが、喫煙は胃の粘膜の血行を悪くして抵抗力を落としますので、できるだけ避けてください。

●消化しやすい食品

おかゆ、うどん、卵、鶏のささみ、牛・豚の赤身のひき肉、白身魚、温かい牛乳、ヨーグルト、豆腐、納豆、やわらかく煮た野菜(キャベツ、白菜、大根、じゃがいも、里芋、かぼちゃ、ほうれん草、ブロッコリーなど)

胃腸の調子を崩した後は食べることに消極的になりがちですが、回復には体力が必要です。症状がよくなってきたら、極端に消化の悪いもの以外は調理法を工夫して、栄養のあるものをしっかりと摂っていきましょう。また、食事はゆっくりとよくかんで、楽しみながらとることも大切です。

●消化をよくするための調理の工夫

やわらかくなるまで煮る。
食材の繊維を断ち切るように切る
食品を細かくする
余分な油脂は除く
薄味をこころがける




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