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胃ポリープ、胃粘膜下腫瘍[いねんまくかしゆよう]

胃ポリープ胃粘膜下腫瘍は、いずれも胃の良性腫瘍です(図5―12)。

 

【胃ポリープ】

胃の粘膜上皮が限局性に増殖して内腔[ないくう]に向かって

盛り上がってできた腫瘤[しゆりゆう](いぼのようなもの)が胃ポリープです。

胃ポリープのできる原因は不明ですが、胃の集団検診や胃内視鏡検査が普及したことによって、

胃ポリープの発見される機会が増えてきました(内視鏡検査での発見率は5%前後です)。
 

胃ポリープに特有の症状はありません。

無症状に経過するのがほとんどですが、背景胃粘膜に胃炎を伴っていることが多く、

その胃炎の症状としての胃部不快感、胃もたれ、膨満感、みぞおちの鈍痛などがみられることがあります。

ポリープからの出血はまれですが、少量の出血が長期にわたってみられると貧血を起こすことがあります。

胃ポリープは過形成ポリープ(上皮の過形成よりなる)と、腺腫[せんしゆ]と呼ばれる腫瘍性のポリープに分けられ、

過形成ポリープがその大部分を占めます。

過形成ポリープからのがん化はごくまれですが、腺腫はがん化傾向が強く10%前後にみられます。

ポリープの形にはいろいろありますが大きく4つに分類され(図5―13)、

ポリープのサイズが大きいほどがん合併率が高くなります。

 

【胃粘膜下腫瘍】

胃の粘膜の下にできた腫瘤[しゆりゆう](塊)で、

胃ポリープと異なり、正常の胃粘膜におおわれたまま胃内腔[いないくう]に突出してきたものをいい、

普通症状はありません。

しかし、腫瘤が大きくなり表面に潰瘍[かいよう]を伴うような場合には、

腹痛や消化管出血などを起こすことがあります。

腫瘤の種類としては筋肉由来のもの、脂肪の塊、血管・リンパ管由来のもの、神経由来のものなどですが、

多くは良性と考えてよいでしょう。