山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303
 
あなたは 3409544 番目の訪問者様です

« | »

ゲップ

●ゲップは、胃の中に溜まった空気が食道から出てくることで起こる生理現象です。

食道と胃とのつなぎ目に下食道括約筋という筋肉があり、食道に空気を逆流しにくくしています。

ところが、胃のなかの空気が増えて内圧が高まると、この筋肉がゆるんで、食道の方に空気が漏れ、ゲップが出ます。

食後のげっぷは胃の空気が食道を逆流することで起きる生理現象ですが、食事とは関係なくげっぷが出てしまうことがあります。

●空気嚥下症

通常、口で呼吸すると空気は食道ではなく気道に流れ込み肺へ取り込ます。

しかし、空気を飲み込むようにすると気道ではなく食道に送り込まれます。

このように、空気を飲み込んでしまうことを「空気嚥下症」または「呑気症」といいます。

空気嚥下症で空気を飲み込むことが多くなると、げっぷだけでなく胃にも負担を掛けることになります。

胃が空気で膨らんでお腹が張ったり、周辺の臓器が圧迫されて苦しさを覚えたりすることがあります。

また、げっぷと一緒に胃液が逆流して胸焼けを起こすこともあります。

ゲップ自体の回数を減らすには、空気を飲み込まないようにゆっくりと食べることが有効です。

急いで啜り込むように食べると、空気が食べ物と一緒に飲み込まれやすくなるのです。

また、生唾を飲み込むことも空気を飲み込むことに繋がります。

(原因)
 ・うつむいてパソコンなどの作業を続ける
 ・うつ状態でうつむきやすい
 ・上下の奥歯が接触していることが多い
 ・集中すると歯を噛みしめるクセがある。
 ・早食いしやすい
 ・炭酸飲料をたくさん飲む。
 ・ゲップやおなら(放屁)をガマンする。
 ・ガムをかむ。

空気嚥下症は体質的な原因もありますが、ストレスや緊張などの精神的な原因から起こることがあります。

抗不安薬などの投与で症状が改善することもあるので、専門医の診断を仰いで治療方針を決定するようにしましょう。

●病的なゲップには、

<1>食道括約筋の締まりがもともと悪い場合。

この度合いがひどくなると、空気と一緒に胃酸も食道に逆流し、食道の粘膜を傷つけてしまうことがあります。

これは『逆流性食道炎』と呼ばれるもので、

胸やけを伴う場合には、この可能性が考えられます。

また、

胃が張ったり、痛みがあったりしてゲップが出る人は、胃炎・胃潰瘍の可能性が有ります。

この場合には、胃に空気があまり溜まっていなくても、胃に不快感を感じてゲップが出やすくなります。

<2>ヘリコバクター・ピロリという細菌が胃炎・胃潰瘍の原因として注目されていますが、この細菌に感染すると、ゲップが多く出るとの報

告もあります。

<3>胃下垂胃アトニーなど、胃の筋肉の緊張が弱くなった人でも、ゲップが出やすくなることがあります

●治療

治療は、胃液分泌を抑える薬と消化管運動機能改善薬の2つが中心となります。

胃液分泌抑制薬は強力な薬が次々と登場してきました(H2 受容体拮抗薬、プロトンポンプインヒビターと呼ばれます)。

消化管機能改善薬は食道・胃腸のぜん動運動を刺激して活発にするものと逆に運動を押さえるものとがあります。

一般的には前者が使用されます。

その他には、粘膜の保護薬や胃酸中和薬なども使用されることがあります。

生活習慣に対する配慮も大切です。

過食を避け、脂肪・チョコレート・コーヒー・アルコール・甘いもの・喫煙など嗜好品をできるだけ少なくする注意も大切です。

食後すぐに横になるのは避け、床につくのもできるだけ3時間たってからにしましょう。

寝る前に食べ物を口にすると、睡眠中に胃の中に食物が停滞して胃をあらす結果につながります。

就寝前、3時間は食事は避けましょう。