山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303
 
あなたは 3406260 番目の訪問者様です

« | »

大腸がんの予防

 

大腸がんの危険因子
 
アルコール摂取で(1日ビール1本までにしよう)

アルコールは適量に

とくにビールは大腸癌を増加させることがわかっています。
 



動物性脂肪の食べ過ぎで

動物性タンパク質の過剰摂取
ハム・ベーコンでリスクが高まる)

肥満

 
   

食習慣と大腸ガン
食物繊維
    多くの疫学研究を基に2003年に世界保健機関(WHO)から、

各種の癌の危険因子と予防因子について発表されています。

今までに大腸癌の予防効果があると考えられてきた食物繊維は、

この結果では疑問視されています。

日本でも野菜・果物摂取によっても大腸癌の危険性を下げることはできなかったという報告もある反面、

野菜摂取不足によって大腸癌の危険性が高まったという報告もあります。

統括して述べるならば野菜・果物を多く摂取しても大腸癌を防ぐことは難しいが、

極端な野菜不足は大腸癌の危険性を助長するといったところでしょうか。

食物繊維は大腸癌だけでなく生活習慣病にも関わってきますので、

やはり野菜・果物は毎日十分摂取するべきと考えます。

 

野菜
    野菜無関係

2005年5/9、野菜や果物をたくさん食べても大腸ガンになる危険性は変わらないとする大規模疫学調査結果を

厚生労働省研究班(主任研究官・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が発表した。

ただし、胃ガンに関しては野菜や果物の摂取が有効、とする結果はすでに発表されている。


 

イソフラボン
    2008年9/10、厚生労働省研究班は、大豆に含まれるイソフラボンを多く摂取しても大腸ガンリスクを下げる効果は

特に見られなかったとする疫学調査結果を発表した。

研究班の井上真奈美・国立がんセンター室長が全国の45~74歳の男女約8万人を8年間追跡調査した。

その間、886人が大腸ガンに罹患。

聞き取り調査で、豆腐や納豆などの摂取量を調べ、成分のイソフラボンの摂取量を算出。

多い順位に4グループに分けリスクを比較した。

その結果、大豆食品の摂取量やイソフラボン摂取量が大腸ガンのリスクを下げる効果は確認できなかった。

ただ、近位結腸ガンに関して、男性で大豆食品やイソフラボンをたくさん摂取しているグループで発症リスクが

低下していた。

    魚たくさん食べても無効

2004年9月、魚をたくさん食べても大腸ガンの予防効果は強まらないとする調査結果を、

厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部部長)がまとめた。

男女約9万人を7~10年間にわたり追跡調査した。

その結果、魚を食べる量が最も少ないグループ(男性80g/日:女性70g/日)と、

最もたくさん食べているグループ(男性200g/日:女性140g/日)で、大腸ガンに罹る危険性は変わらなかった。

肉類
    肉類

大腸ガンの原因について、赤身肉(牛肉豚肉・羊肉)や保存肉(ハム・ソーセージ・サラミ・ベーコン)などとの関連を

指摘されている。

津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長が日本医師会雑誌に発表した内容から、

肉類の調理加熱中に生じる[ニトロソ化合物][ヘテロサイクリックアミン][多環芳香族炭化水素]などの発ガン物質や、

肉や脂肪による腸内細菌叢の変化が、大腸ガンに関連すると考えられるという。

肥満
    肥満することでインスリンの働きが悪くなり、高インスリン血症を招く。

それに伴いインスリン様成長因子が高くなる、そうすると大腸ガンのリスクが高くなると云われている。

BMIと大腸癌の関係について見ると女性と男性では異なる結果となりました。

女性ではBMIによる差は認められませんでした。

男性については、痩せたからといって増加する傾向はありません。

BMIが25未満では差がありません。

一方、BMIが25を越えると大腸癌が増加します。

特にBMIが27を越えると明らかに大腸癌が増えています。
 

     


カルシウム

大腸癌は女性の癌では一番となっています。

日本で増加中の大腸癌は、ニュージーランドのような肉の摂取量が多い国では多いのは事実です。

ところで肉のどの成分が大腸癌に関係するのでしょうか?

もし、肉の蛋白質が関係あると仮定すると蛋白質の摂取が多いと大腸癌が多いという事になります。

現在、大腸癌の蛋白質摂取の直接的な関与は否定されており、代わって大腸癌への脂肪の関与が有力です。

大腸癌に関係するのは肉類に含まれる脂肪ではなくて、脂肪の吸収に必要な胆汁酸です。

とはいっても脂肪の摂取が増せば胆汁酸の分泌が増えるのは確かです。

欧米では脂肪分の多いベーコン、ソーセージや牛肉、豚肉などの摂取が多いと大腸癌が多いという報告があります。

逆に脂肪摂取を下げれば胆汁酸の分泌を減る事になりますね。

残念ながら、ある時点から脂肪摂取を減らした場合に大腸癌が減るという報告はありません。

問題となるのは小腸中の胆汁酸ではなくて大腸での胆汁酸です。

もし、大腸での胆汁酸の有害作用を減らすことができれば大腸癌を減らす効果が期待できます。

この大腸癌に対して、日本人には不足がちの栄養素のカルシウムに予防効果があります。

脂肪を吸収するには胆汁中の成分(胆汁酸)が重要な働きをします。

カルシウムは胆汁酸と結合する事ができます。

カルシウムと胆汁酸、脂肪が結合すると小腸から吸収することができなくなります。

脂肪の吸収に関してカルシウムの影響(効果)を調べた報告があります。

食事中のカルシウム量と吸収されなかった脂肪量の関係を調べた結果、

カルシウムは脂肪の吸収を妨害する事が確認できました。

乳酸菌食品を摂取

 腸内に善玉菌を増やすことは、排便障害などを改善させ、大腸癌を予防します。

運動が有効

「肉体労働や激しいスポーツなどで日頃体を体をよく動かす男性ほど、大腸ガンになる危険性が低下するという調査結果を、厚生労働省

の研究班(主任研究者:津金昌一郎国立がんセンター予防研究室)がまとめ、2007年2/20発表した。

研究班は40歳~69歳の男女約65000人を4年~7年間追跡調査した。

日常の身体活動を、肉体労働やスポーツをしている時間、歩いたり立ったりしている時間、座っている時間などに分類し、運動量に応じ

て4つのグループに分けて比較した

【大腸ガン】

男性では活動量が最も少ないグループの大腸ガン危険性を[1]とすると、

もっとも多いグループ・・・・0.69

【結腸ガン】

運動量が最も少ないグループを[1]とすれば

最も多いグループ・・・・・0.58

【直腸ガン】

活動量が増えても危険性が低下するとはいえなかった。

【女性】

女性では身体活動量と大腸ガンの危険性に関連性は無かった。



トマト

トマトジュースに含まれる色素がネズミの大腸ガンの発生を抑えることを、

秋田大医療技術短大部や都府立医大などのグループが確かめ、日本がん予防研究会で報告した。

ネズミの腸に発ガン剤を入れた後、4種類の植物色素を別々に毎日胃に送り込み、6週間後に腸の状態を調べた。

トマトの赤い色素である[リコピン]と緑の葉に多くてトマトにも微量含まれる[ルティン]を与えた2つの群で、前ガン病変の発生が

何も与えなかった群と比べて減少した


便秘

便秘がちでも大腸ガンの発症リスクが高まることはないとする調査結果を、

厚生労働省の研究班(主任研究官:津金昌一郎国立がんセンター予防研究室長)が

まとめ、2006年12/20発表した。

便秘だと大腸に有害物質が長時間留まり、がんのリスクが上昇するとされてきたが、

それを否定する結果。

調査結果は米国の医学誌「疫学紀要」2006年12月号に掲載。

1993年~2002年に40~69歳の男女約58000人を追跡調査。

期間中に大腸ガンを発症したのは男性(303人)女性(176人)だった。

便通の頻度を[毎日2回以上][毎日1回][週に2~3回]に分けてがんリスクを調べた。

その結果統計学的有意差はなかった。

便の状態との関係も検討。

下痢の場合、直腸ガンの傾向が見られたが、今回の調査だけでは判断できないという。