山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303
 
あなたは 3406267 番目の訪問者様です

« | »

逆流性食道炎

「むねやけ(逆流性食道炎)」は、食道へ胃酸が逆流することによって起こる食道の炎症です。

逆流性食道炎の症状

みぞおちの辺りから胸の下のほうへかけて、焼けつく、あるいは、熱くなるような不快感がある。

のどのほうまで上がってくる感じがあり、痛みをともなう場合もある。

口のなかまで酸っぱい液がこみあげる。げっぷ。



食道への刺激が強いと、胸がしめつけられるような痛みを感じる。

胃のなかの食物を消化したり、腸に送りだす動きが弱く、食べ物がいつまでも胃に残ってしまう。

逆流した胃酸によりのどに炎症が起き、痛みや違和感を感じる。

声がかすれたりすることもある。

逆流した胃酸を気管に吸いこんで咳きこんだり、気管支が炎症を起こす。

食道への刺激がときには耳の痛みとしても感じられる。

逆流性食道炎になりやすい人

「むねやけ」が起こりやすい人には、脂肪分の多い食事をとる、高齢である、

肥満や背中の曲がりなどでおなかが圧迫される、などの傾向があります。

また、最近ではピロリ菌との関係もわかってきました。

脂肪の多い食事を取る人

日本人の食生活はますます欧米化が進み、肉や脂肪分の摂取が多くなっていますが、

こうした食事では胃が刺激されやすく胃酸の分泌も活発になります。

このほか、食べすぎや飲みすぎ、香辛料、コーヒー、アルコールのとりすぎもよくありません。


背中が曲がっている人

背中が曲がり前かがみの姿勢でいると、おなかが圧迫されるために、

腹部の圧力(腹圧)が強くなります。

こうした状態でも胃が押されるので、胃酸が逆流しやすくなります。


高齢である

年齢とともに、食道裂孔が緩んで広がりやすくなり、

下部食道括約筋(LES)の機能低下も加わって食道の機能も衰え、胃酸が逆流しやすくなります。


肥満の人

おなかの脂肪が増えると胃が押しあげられ、胃酸の逆流が起こりやすくなります。

さらに、食道裂孔から胃が押し出されて、食道裂孔ヘルニアになることもあります。

こうなると、食道の逆流防止機能もうまく働きません。

ピロリ菌の除去治療を受けた人



胃粘膜を荒らすピロリ菌。

胃酸は胃粘膜から分泌されるので、この菌が胃に住みつくと分泌が減ります。

しかし、ピロリ菌の除去治療を受けると、本来の胃酸分泌能力が回復するため、胃酸の分泌が活発になります。

よく、胃潰瘍の人がピロリ菌除去治療で治った後、胃酸分泌が活発になることで、

むねやけを訴えることがあるといわれますが、必ずしもすべての患者さんに起こるというわけではありません。


逆流性食道炎の治療

胃液の逆流を起こしやすい食物を減らす


脂肪分やタンパク質の多い食事
をとりすぎないようにすることが大切です。

他に、胃酸を増やしたり胸やけの症状を悪くしたりすることのあるチョコレート・ケーキなどの甘いもの、

唐辛子・コショウなどの香辛料、みかんやレモンなどの酸味の強い果物、

消化の悪い食べ物などはとる量を減らしましょう。

一度に食べ過ぎないように

 一度にとる食事の量を減らし、腹八分目を心がけましょう。

アルコール、コーヒー、緑茶を減らしましょう 

 アルコールは、胃酸の分泌を増やすと同時に、

食道下部括約筋をゆるめることが分かっています。

アルコールはできるだけ控えましょう。

またコーヒーや緑茶などに含まれるカフェインも、胃酸の分泌を増やします。

肥満を解消しましょう

食生活の改善とともに、適度な運動を行い、

肥満を解消しましょう。


姿勢に注意しましょう

姿勢と逆流性食道炎は深く関係しています。

日中は前かがみの姿勢を避けましょう。

寝る時は、少し上半身を高くして寝ると、逆流が起こりにくくなります。

食後3時間くらいは、胃の内容物の逆流が起こりやすいといわれています。

食後すぐに横になったり、寝る前に食事をとることは避けましょう。


おなかを締めつけないようにしましょう

ベルト、コルセット、ガードル、着物の帯など、おなかを締めつけるものは、身につけないようにしましょう。


禁煙しましょう



タバコは逆流性食道炎を悪くします。禁煙に取り組みましょう。


薬物療法

生活習慣の改善だけでは、症状を完全になくすのは難しいため、

 多くの患者さんは生活習慣の改善とあわせて薬による治療を行います。

薬による治療を始めると、多くの方では、すみやかに症状はなくなります。

ただ、症状がなくなっても、食道の炎症、びらん、潰瘍はすぐに治るわけではありませんので、

しばらくは薬を飲み続ける必要があります。

また、現在使われている薬では、胃から食道への逆流を根本から治すことはできないため、

治癒した後に服薬をやめると再発する方が少なくありません。

そうした方では、薬を長い間飲み続ける治療(維持療法)も行われます。

食道の炎症やびらん、潰瘍の程度が軽く、胸やけなどの症状もときどきしか起こらないような方では、

症状がある時だけ服薬する治療が行われることもあります。