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脂肪肝

【脂肪肝とは】

脂肪肝とは、通常より肝臓に脂肪が大量に蓄積した状態をいいます。

脂肪の重さが10%を超えた状態が脂肪肝です。

ちなみに、三代珍味の一つのフォアグラは、人工的に作ったガチョウの脂肪肝です。

脂肪肝は一般的に何の症状も見られませんが、時に肝臓の脂肪が炎症を起こし、

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)になることもあります。

以前は、アルコールとの関連性が低い脂肪肝は深刻な肝臓病にはつながらないと楽観視されていましたが、

脂肪肝・NASHも肝硬変につながることが分かってきました。

一方、アルコールに強く関連しているものは、アルコール性肝炎と呼ばれます。

アルコール性肝炎は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と同様に肝臓にダメージを与えます。

この状態が長く続くと肝臓が破壊される肝硬変になる場合があります。

【脂肪肝になるのは、どんな時?】

肝臓は、産生した中性脂肪を血液中に放出していますが、

中性脂肪の放出が産生に追いつかずに、肝臓に脂肪が溜まってしまった時に脂肪肝になります

肝臓で脂肪の合成に使うのは、小腸で吸収した脂肪に加えて、糖質(でんぷん由来のブドウ糖)も、

その材料にする事ができます。

脂肪の摂取が増えなくても、糖質・脂質・蛋白質からの総熱量(総カロリー)が増加すれば、

それに応じて、肝臓での脂肪の産生が増加します。

ところで、体内で脂肪を主に消費するのは筋肉です。

筋肉は有酸素運動する時に脂肪を消費します。

ということは、有酸素運動の不足は血中の脂肪を滞留させて、結果的に脂肪肝を進行させます。

脂肪肝の原因は?

脂肪肝の原因で最も多いのが飲酒です。

アルコールが肝臓で処理される時に脂肪を含む小さい粒子を沢山作ってしまうからです。

飲酒の量が増えると脂肪肝になりやすくなります。

脂肪肝にはならないと推定される量は男性では20g/1日、女性では10g/1日とされています。

女性の方が少ないのは女性ホルモンの処理に肝臓を使うためにアルコールの処理能力が低いと推定しているから。

ちなみにこのアルコール量は、ビールで中瓶(500ml)、日本酒で1合相当のいわゆる適正飲酒量に相当します。

非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因は、メタボリックシンドロームではないかという説が強くなっています。

肥満、高血糖、高血圧、高脂血症が考えられる原因となります。

高血糖の原因となるインスリン抵抗性が脂肪肝、NASHの一番の引き金になっているとも言われています。

【脂肪肝は生活習慣病への近道】

脂肪肝は、生活習慣病の近道へ一歩踏み出した状態です

進行しなければ、脂肪肝自体がすぐに健康上の問題になるわけではありませんが、

ほっておくと、肥満(皮下脂肪増加)、高脂血症(高中性脂肪血症)、痛風(高尿酸血症)、

内臓脂肪の増加、動脈硬化症、高血圧につながります。

■肥満

脂肪肝の時は肝臓の中性脂肪の合成能が増加しているので、高中性脂肪血症になりがちです。

この時に、中性脂肪を皮下脂肪が取り込むと、皮下脂肪が増加した肥満になります。

高脂血症

高脂血症(高中性脂肪血症)は筋肉での酸素消費を増加させます。

結果として、酸化ストレスを増加させます。

酸化ストレスの増加は抗酸化物質の尿酸を増加させるので、結果として高尿酸血症になり、痛風傾向となります。

皮下脂肪増加の次には、内臓脂肪(消化器系内臓の間の脂肪)の増加が起こります。

内臓脂肪の増加

内臓脂肪の増加は、代謝機構が皮下脂肪と異なり、その増加自体が動脈硬化症や高血圧を招きます。

 

脂肪肝の治療方法は?

脂肪肝・非アルコール性脂肪肝炎の改善は、食事を見直すこと、運動習慣を身につけることが大切です。

もちろんお酒を飲む人は、症状によって量を調整するか、禁酒する必要があります。

 脂肪肝の食事療法

脂肪肝の食事療法は特別な制限は必要ありませんが、バランスのとれた食事がとても大切です。

肝臓の症状が悪化すると、特別な食事療法も必要になってくるので、何とか進行を食い止めたいところです。

ここでいうバランスのよい食事とは、中性脂肪血圧血糖値、を正常値に維持し、

適正なカロリー摂取ができる食事のことです。

下の5つの食事法を実践してみましょう。


(1)揚げ物・こってり料理を控えて肥満解消

カロリーを控えるためには、油を控えるのが効果的です。

大さじ1の植物油は約120カロリー、バターは100カロリーです。

こってりしている揚げ物や炒め物は、素材の重さの10%ほどの油を吸収する場合もあります。

10gの油は約90カロリーです。


(2)肉よりも魚を選んでコレステロール管理

肉にはコレステロールを上げてしまう飽和脂肪酸が多く含まれます。

肉を食べる場合は、脂身の少ないものを選ぶようにしましょう。

魚、特にいわしやさんまなどの青魚には、コレステロールを改善する働きのあるオメガ3脂肪酸が含まれます。

また、肉より魚のほうが、カロリーが低めの場合が多く、カロリーコントロールにも役立ちます。


(3)ご飯・麺類・パン類・甘いものを食べ過ぎない


これらの炭水化物を食べ過ぎると、血糖値や中性脂肪が高くなりやすくなります。

炭水化物を食べ過ぎる人は、野菜や魚などの健康的な食品を十分に食べていない場合もあります。

またカロリーも高くなりがちです。


(4)毎食、野菜を加える

野菜はカロリーが低く、健康に欠かせない栄養素の宝庫です。多くの野菜に、

血圧をコントロールする役割があるカリウムが含まれています。

野菜が不足するような食事は、カロリーや脂肪が多くなりがちです。


(5)おやつにの代わりに果物も

果物は低カロリーで豊富なビタミンや食物繊維を含みます。

多くの果物に、血圧管理に役立つカリウムが豊富に含まれます。

おやつの代わりに果物を食べたり、食事に果物を付けたりすることで、全体的菜カロリー量を減らすことができます。

食事以外にも、運動習慣を身に付け、お酒の量を調整して、肝臓の症状が悪化するのを防ぎましょう!

肝臓は、アルコールも含めて、小腸で吸収した物質の解毒を請け負っています。

また、肝臓は血液中(血漿中)のほとんどの成分を合成しています。

飲酒した場合は、アルコールの解毒の過程で脂肪の元となる成分が増加するので、

肝臓での中性脂肪の産生が増加します。

つまり、長期の大量飲酒は脂肪肝の原因となります

脂肪肝を無視していると、将来、内臓脂肪の増加や生活習慣病に発展します

【節酒と歩いて脂肪肝の進行を止めよう!】

長期の大量飲酒は脂肪肝の原因となります

また、飲んだ分に応じて総熱量(総カロリー)が増えて、これも脂肪肝の原因となります。

男性の脂肪肝の多くは飲酒習慣と関係しているのです

飲酒が主な原因の脂肪肝の場合は、

1日のアルコール摂取量を、体重1kg当たり1g以下に押さえるようにしましょう

例えば、体重60kgの人ならば、60gと言う事です。

アルコールの比重は約0.8なので75mlとなります。

〈日本酒の場合!〉

一合は180mlで、日本酒のアルコール度数(含有率)は14%です。

3合(3×180×0.14=約75ml)を超えると脂肪肝の進行は止まりません。

脂肪肝と言われたら日本酒だと2合以下に抑えましょう

〈ワインの場合!〉

一本720mlでアルコールの度数は日本酒とほぼ同じです。

二人で一本、一人で瓶半分(360ml)に抑えましょう。


節酒に加えて、脂肪肝と内臓脂肪の増加を抑制するには、脂肪を消費する筋肉の有酸素運動が大切です。

フォアグラにならないためには、誰でもいつでもできる有酸度運動、すなわち歩く事が大切です。