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肛門皮垂

肛門の周囲にできた皮膚のたるみのことです。

多くは嵌頓痔核(かんとんじかく)、血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)、裂肛(れつこう)

などにより一時的に肛門部がはれ、その後、はれが萎縮したあとにしわとなって残ったものです。

なかでも肛門前方にできるものは女性に特有で、出産後や裂肛が長期間存在した時にできます。

症状の現れ方

裂肛や肛門周囲の湿疹などに併発することが多いので、

肛門部の違和感やべとつき、かゆみ、便が拭ききれないなどを訴えます。

徐々に大きくなるので本人は気がつかないのですが、

大きくはれたり、便秘でむくむと苦痛を伴います。

皮垂の対処法


皮垂であるとは限りません。

自己判断せず肛門科の専門医へ。

皮垂だと思っていたら実は痔核(イボ痔)であったり、皮膚の腫瘍であったりすることもありますので、    

一度は肛門科の専門医を受診して確認しましょう。


治療の方法

炎症性に肥大している場合は、皮膚の突起を少なくするために、

炎症をおさえるための坐薬、軟膏などの外用薬や、内服薬を使用します。

皮膚の清潔を保ち、便通を整え、併存病変の保存的治療を行うことにより、

多くは症状が改善します。

しかし、皮垂は消失しません。

完全になくしたいときは、手術で切除しなければなりません。(局所麻酔下での単純切除)

 

手術しなければならないの?

治るの?

皮垂は皮膚のたるみですから医学的には切除する必要はありません。

でも、薬をつけても小さくなったり消えてなくなったりしませんので、    

完全に無くしてしまいたいと思われるのであれば手術して切除するしかありません。

でも病気ではありませんので医学的に手術の必要はありません。

「見た目がカッコ悪い」という理由で手術を希望される患者さんはあります。
    
美容的な意味での手術となりますが、手術をしても傷が腫れればたるみが残ることもあり、    

完全にきれいに見た目を美しくするのは難しいです。

また「腫れやすい体質」や「いきむ癖」のある人はどうしても手術の傷が腫れやすいです。

また、肛門は神経・血管・筋肉が複雑にいりくんだデリケートな部位です。

いくら見た目がきれいでも「使い勝手」の悪い肛門では困ります。

大切なことは「肛門の見た目を美しくすること」ではなく「機能を損なわないように手術をすること」です。

肛門は排便の時に毎日使う部位です。    

肛門が伸びたり縮んだりするにはある程度の「たるみ」や「しわ」は必要です。    

残しておいた方が良い「しわ」や「たるみ」もあります。

その点を十分ふまえた上でよくお考えになってから手術をするかどうかお決めになって下さい

病気にきづいたらどうする

それ以上大きくしないために、肛門部を清潔にすることが大切です。

つまり排便後、紙でふくだけでなく、お湯で洗い、よく乾燥させておくようにします。

石けんで洗うときは注意が必要です。

石けん成分が残るとかえって刺激し、かゆみを増強してしまいます。

石けんで洗った後は、十分に洗い流しておくようにします。