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十二指腸ポリープ

十二指腸は胃に近い方から球部、球後部、下行部(第2部)、水平部(第3部)にわけられ、

全体の長さはおおよそ12横指です。

腹部の臓器ですが、膵臓と共に背側の腹膜(お腹の空間の内張の膜)の後側にあるため、

疼痛は背部に出ることもあります。

下行部には肝臓からの胆汁、膵臓からの膵液といった消化酵素を出す乳頭部があります。

十二指腸自体が分泌するアルカリ性十二指腸液が胃酸を中和します。

これ以外にも様々なホルモン(内分泌といい血液中に産生されます)をだし、

消化吸収にはかなり重要なバイプレイヤー的存在です。

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十二指腸ポリープには、Brunner腺腫という良性腫瘍の頻度が最も多く、悪性のポリープは非常に稀です。

炎症性ポリープも多くみられます。

Brunner腺腫はBrunner腺の過形成により腫瘤を形成したもので厳密には腺腫ではありません

(癌化がないということ)。

粘膜下腫瘍の形態をとることが多く、内視鏡上は平滑筋腫、脂肪腫等との鑑別が難しいこともありますが、

上皮性腫瘍のため生検で確定診断可能です。

腺腫はBrunner腺成分のない上皮成分の増殖を指し、悪性化があります。
 

ポリープの形態から判断して,悪性腫瘍ではないという判断ができれば

1年後の経過観察で十分という事になります.

これは検査医の判断が一番重要になります.

十二指腸にも癌もあれば,リンパ腫もあります.

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ただ,頻度としては,ブルンネル腺の過形成や腺腫,異所性胃粘膜,脂肪腫などの

良性の病変の方が圧倒的に多いです.

十二指腸のポリープの症状・原因・治療方法・予防について

【十二指腸ポリープの症状・原因】

十二指腸ポリープは、1万人に2、3人の珍しいもので、あまり頻度の高い病気ではありません。

自覚症状もほとんどなく、健康診断で発見されることがほとんどです。
 

十二指腸のポリープも、胃のポリープや異型上皮層と同じ様な性質の隆起ができるものですが、

胃ポリープのように多くみられる疾病ではないのです。

症状はなく、大部分は放置してかまわないものです。
 

原因についても、頻度がすくないため解明されていないのですが、

食生活の欧米化が、ポリープの発生に繋がっていることは否定できません。

【十二指腸ポリープの治療】

1cmを越える大きめの腺腫は、癌との区別も難しいため、発見されたら内視鏡的に切除するのがよいでしょう。

ただし、十二指腸のガンとは、普通ポリープを経由せずに起こることがほとんどなので、

ポリープとガンの関係は定かではありません。

【予防】

規則正しい食生活と、ストレスをうまく解消する生活がポリープを予防してくれます。

また、胃の潰瘍や十二指腸潰瘍の予防の一環として、ピロリ菌検査を受け、

もしも陽性であったときは、早期に除去治療に取り組むようにしましょう。