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甲状腺のう胞

甲状腺のう胞は、甲状腺の中に液体の溜まった袋状のもので、通常は球状の形をしています。

その多くは甲状腺にできたしこりの一部が液状化したもので、小さいうちは全くといってよいほど自覚症状はありません。

大きくなってしまった場合は喉元にしこりとして認識できることがありますが、

痛みもないためよほどの大きさになるまでは気がつかない人が多いようです。

急にできた時はその部分に痛みを感じることがありますが、2~3日で痛みは消えます。

良性のことが多く、腺腫様甲状腺腫の一部に液体が溜まると考えて良いでしょう。

しかし中には癌に伴う嚢胞があります。

甲状腺ののう胞の多くは自覚症状がないため、集団検診などでの検査で露見することが多く報告されています。

超音波検査で診断できます。

甲状腺ののう胞は内部の液体は黄色・透明なものからチョコレート色のような色のものであることもあり、

人によって個人差があるようです。

甲状腺ののう胞の多くはエコー検査の診察で良性であるかが判断できます。

甲状腺ののう胞は、数回に渡って注射器などで内部の液体を吸い出すとそれ以上液体がたまらなくなることが多いため、

のう胞の治療の多くはこの方法を採用しています。

液体を注射器で吸い出した後、残ったしこりの部分から細胞診を行います。

しかし、ごく稀に何度吸い出してものう胞に大きく液体が溜まってしまう場合や、

悪性であると診断された場合は手術で切除されます。

甲状腺ののう胞は良性であることが多いとはいっても、

甲状腺の肥大は甲状腺がんの発症リスクを高める可能性があるため、

医師の診察を受けて適切な治療を受けるようにしたいものです。

 
 
治療

多くの場合1回から数回、注射器で液体を吸い出すと、それ以上液体が溜まらなくなります。

何回吸い出しても溜まる場合はエタノール注入療法をお勧めしています。

 
  エコーガイド下細胞診の技術を応用して、エコーガイド下で良性結節に直接薬剤を注入する治療法です。

薬剤は主にエタノールが現在用いられています。

ちなみに、2002年4月から、一部の施設で高度先端医療として保険適応になりました。

対象:

特に甲状腺嚢胞に有効です。

その他機能性結節などに応用されています。

 

方法:
 

外来で、まずエコーで嚢胞の内容液を排液後、エコーガイド下に少量の100%エタノールを注入します。

そのメカニズムは直接の蛋白凝固壊死と結節内の微細栄養血管内の血栓とされています。

 

嚢胞が大きくエタノール注入療法も効かない場合は、手術療法を行います。

癌に伴う嚢胞は手術療法が必要です。