胃ポリープの原因

胃のポリープとは、細胞の増殖によって胃の粘膜の一部分が盛り上がってきてできた腫瘤の一種です。

胃のポリープの発症原因についてはまだはっきりとしていませんが、

基本的には傷ついた組織の過剰再生によるものと考えられています。

例えば慢性胃炎などで、胃の粘膜がただれてくると、これを修復するために粘膜の上皮細胞が過剰に生成され、

その部分がポリープとして他の粘膜部分よりも盛り上がっている状態になるのです。

つまりは傷の修復の跡。

これがポリープをつくるのではということです。

一般に、胃ポリープと言えば、過形成性ポリープ、胃底腺ポリープ、腺腫など悪性腫瘍以外の良性のものを言います。

過形成ポリープ

胃にできるポリープのほとんどは、慢性胃炎などの炎症によって粘膜が盛り上がる過形成ポリープです。

過形成ポリープピロリ菌の感染が影響します。

ピロリ菌の除菌で小さくなったり、無くなったりすることでもわかります。

これは癌とは関連性が少ないですが、まれに一部が癌化している場合もあります。


胃底腺ポリープ

胃底腺ポリープは、胃底腺の粘膜に多発するのが特徴で、なめらかで半球状のポリープを形成します。

粘膜萎縮のない健康な胃粘膜が背景にあります。

比較的若い女性に多いのですが、くわしい原因はわかりません。

多発するのも特長です。

胃腺腫

異型上皮とも言われる胃腺腫は、高齢者などの萎縮した粘膜に見られる良性の腫瘍ですが

との関連性があると言われています。

胃腺腫は胃のポリープの中では、高分化型の胃癌との鑑別が問題になります。

大腸の腺腫と同じく、遺伝子の異常が積み重なることで発生すると考えられます。

胃ポリープは、軽いものであれば特に症状などが出ることはないですが、重い症状になると出血を伴い、

その結果吐血や下血といった症状を引き起こす場合もあるのです。

胃の傷が大きく出血を伴うようなものであれば、

その修復の過程でできるポリープはその傷の大きさに伴って大きくなります。

もちろん、小さい傷であれば元通りに治ることもありますが、

出血を伴うような場合にはポリープとして残る可能性が高いと言えるでしょう。

元々、胃が弱い人であれば当然ながら上記の状態は発生しやすいと言えます。

ストレスが胃に症状として表れることもあるでしょうし、

各種の薬物の副作用として胃が荒れる場合もあるでしょう。

他にも飲酒や刺激物の摂取によっても同様の症状が起こることはありますが、

胃のポリープは、高脂肪・高たんぱくの食生活も原因となって、若年層にも増加しています。

今の医学の中では胃にできるポリープに直接癌になる可能性のあるものは少ないと考えられており、

胃のポリープについては切除の必要はないと考えられる場合も多いのです。

実際、過形成ポリープからがんに進行することは滅多にありませんが、

腺腫はがんになる傾向が強く、ポリープが大きいほどがんになる確率は高くなります。

(胃のポリープが癌化する症例は全体の中の数パーセント)

癌と直結するような症状は考えにくく、直結していることは稀であると言えます。

しかし、これは癌になることが皆無であるということではありません。

 

PSA

年齢別PSA基準値(正常値)
40~49歳 PSA値 2.5ng/mL以下
50~59歳 3.5ng/mL以下
60~69歳 4.5ng/mL以下
70~79歳 6.5ng/mL以下

PSAとは前立腺細胞で特異的に産生される分泌蛋白です。

精子の保護膜成分のたんぱく質を分解して開放する役目があります。

通常PSAは前立腺組織が壊れていなければ、血液中に流れ出ることはないのですが

前立腺癌になると癌細胞は正常細胞に比べて壊れやすいために

癌細胞から分泌されたPSAは血中に漏れやすくなり、

癌病巣が大きくなるにつれて血液中のPSA濃度は高くなります。

ただし、良性の前立腺肥大症や前立腺に炎症を起こした場合でもPSAは高くなるため、

PSAが高いことイコール前立腺癌とは限りらないのです。

 

通常は血液検査で測定しても低い値(正常:0~4ng/ml)となります。

PSA値が高ければ高いほど前立腺がんの確立も高くなっていきます。

 

4ng/ml以下 陰性:定期的にPSA検査をして経過を見守ります。

4.1ng/ml~10ng/ml グレーゾーン:正常値より若干高めの値で、がんの人と前立腺肥大症など、

前立腺の他の病気の人が含まれている可能性があります。

約20%に癌が発見されるといわれています。
 

10.1ng/ml以上 陽性:40%~60%に癌が発見されるといわれています。

高い場合は数百ng/mlという数値が出ることもあります

また、PSA値は前立腺癌の治療効果判定や癌の広がりの程度、再発の可能性などの指標となります。

このため、前立腺癌の治療を行う際には定期的にPSA値測定を行う必要があります。

更に、PSAの値だけでは、それらを区別することができないため、

診断の確定には「前立腺生検(前立腺の組織検査)」が必要です。

「前立腺生検」を受けた方に前立腺癌が見つかる確率は、

通常40~50%(PSAが4~10ng/mlの場合は30~40%)と言われています。

つまりPSAが高くて「前立腺生検」を受けても6割近くの方は前立腺癌が検出されないということです。


この方々の大半(70%程度)は前立腺肥大症や前立腺炎によるPSA上昇のため、

それらの治療を受けることでPSAが下がる場合もあります。

しかし残りの30%程度の方は、前立腺癌が隠れているのに、

1回の「前立腺生検」で前立腺癌が見つけられなかった可能性があります。

これは前立腺癌の病変自体が小さく、細い針で数ヶ所(通常8~12ヶ所)検査しただけでは、

つかまえられなかったということなのです。

このような場合は通常2年程度のうちにPSAが徐々に上昇してきます。

一般に2年以内にPSAが「前立腺生検」前の2倍以上に上がった場合は

前立腺癌が隠れている可能性が高いと言われています。

そのため「前立腺生検」で前立腺癌が検出されなくても、

少なくとも2年間は3~6ヶ月おきにPSAを測定し経過を観察する必要があります。

その間にPSAが上昇するようであれば

2回目(場合によっては3回目)の「前立腺生検」を行う必要があります。

2年程度経過を観察しPSAの上昇がないようであれば

前立腺肥大症または前立腺炎によるPSA上昇と判断し、

それらの治療を行いつつ、年1回程度のPSAのチェックを行います。

前立腺の炎症によるPSA上昇は一時的な場合が多いため、

前立腺癌でないPSA上昇のほとんどは前立腺肥大症によるものです。

PSAは前立腺の体積(大きさ)に比例して上昇し、さらに、加齢によっても上昇します。

このようにPSA値は以前の値との比較、前立腺の大きさ、年齢なども加味して評価しなくてはならないのです。

 

ドライマウス(口腔乾燥症)

舌粘膜の乾燥

ドライマウスとは?

ドライマウス(口腔乾燥症)とは唾液が少なくなり、口の中が乾く病気で、

様々な症状が生じることをいいます。

 口腔乾燥は

のどが渇くという表現の状態(口渇〈こうかつ〉)とは厳密には区別されます。

           
口渇は、健常者でも運動をして発汗した時に起こりますし、

病的には

甲状腺機能亢進(こうしん)による過度の発汗に伴って起こります。

また、糖尿病などの尿量が増える内科的疾患や、

嘔吐(おうと)や下痢の結果としての脱水状態、

他にも心臓病、腎臓病などにより循環血流量の減少時にもみられます。

           
このように、口渇は原因が明らかであり、疾患の治療と水分を摂取することで解決できます。

           
しかし、口腔乾燥は

           
唾液の分泌量の減少に加えて、

義歯を入れている、

口で呼吸をする(口呼吸)、

長期に何らかの治療薬を服用している、

精神緊張が続いている
           
           
といった要因が複雑に絡んでいる場合が多く、

したがって若年より高齢者に多く、診断と治療を難しくしています。

唾液の分泌量が減ってくると、口内の乾燥だけでなく、

           
 味覚異常や食べ物が飲み込みにくくなったり(嚥下障害)、

会話をするのに困難を感じる、

口内炎や虫歯になりやすくなる

           
などのトラブルが起こりやすくなります。

唾液量の減少には、

唾液腺自体が萎縮することや

ミネラルの亜鉛が足りなかったり、

糖尿病や自己免疫疾患の発症、

過度なストレスや

薬の副作用
           
などの影響が言われています。

加齢とともに、唾液の分泌に関係してくる、口周囲の筋力の低下などは、

唾液量を減らしたり、口呼吸を悪化させる原因になります。

 口呼吸は、扁桃腺の乾燥を招き、それが、身体全体の免疫力の低下を招いてしまうので

就寝時には、口が開かないように、サージカルテープなどを利用して口をとめ、

乾燥を防ぐことが大切になります。

更年期を迎える女性の場合、エストロゲンなどの女性ホルモンの分泌量の変化から、

口の渇きを感じる人も多いです。

症状

           
[1]口腔・口唇粘膜の 炎症

口腔内の灼熱(しゃくねつ)感、舌のひりつき、香辛料や濃い味がしみる、唇の皮がむける。

           
[2]機能障害

しゃべりにくい、食べ物の 嚥下障害(えんげしょうがい)、総義歯がはずれやすい。

           
[3]味覚障害

食べ物の味がしない。

           
[4]粘膜の乾燥

頬粘膜(きょうねんまく)や口唇粘膜(こうしんねんまく)に皺襞(しゅうへき:しわ、ひだ)や

亀裂がみられる。

舌乳頭(ぜつにゅうとう)の 萎縮(いしゅく)や舌背の平滑化。

粘膜が傷つきやすく、出血しやすい。

           
[5]口腔内の汚れ
           
唾液による 自浄作用が低下するために、 

プラーク(歯垢)や食物残渣(食べかす)が歯や周辺の粘膜に多く付着し、

歯周病やむし歯が多くなる、口臭が出る。

           
[6]余病併発
           
口角に治りにくい びらん 潰瘍(かいよう)をつくる。

口腔 カンジダ症を起こす。


シェーグレン症候群
           

※ドライマウスに関連して「シェーグレン症候群」という病気が注目されています。

「シェーグレン症候群」とは涙腺や唾液腺を侵す自己免疫疾患で、

その症状は目が乾く、口が渇く、耳下腺の腫れの繰り返し、

リウマチ様関節炎などがあります。

中年の女性に多く見られ、唾液量の低下によりむし歯の増加が見られます。

※自己免疫疾患とは、

本来は細菌・ウイルス・腫瘍などの自己と異なる異物を認識し

排除するための役割を持つ免疫系が、

自分自身の正常な細胞や組織に対してまで過剰に反応し、

攻撃を加えてしまうことで症状をおこす疾患のことです。
                

 放射線治療の後遺症

 頭頸部のガンの治療に放射線を照射した結果、

唾液腺の腺房細胞が障害を受けて唾液分泌機能が低下します。
              

治療薬の副作用

             
利尿剤
降圧剤、抗ヒスタミン剤、抗うつ剤、抗コリン剤、抗 炎症剤、鎮痛剤、

気管支拡張剤、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)治療剤の多くは

副作用として口腔乾燥が起こります。

とくに高齢者は、多臓器の慢性的疾患を抱えている場合が多く、

数種類の薬を日常的に服用していますから、
           

その副作用が相乗効果的に倍増されてでてくることが推測されます。

この場合には薬の服用を中止すれば、唾液の分泌が回復すると思われますが、

本来の病気の治療が優先されて、

口腔乾燥程度の副作用でドクターが服用を中止することは期待できません。

           
 心因性

           
神経症、うつ病などの症状の1つとして口腔乾燥を訴えることがあります。

さらに、舌の痛みや口腔粘膜の違和感を強く訴えることがあります。

この場合に、向精神薬を 投与すると、

一時的に口腔乾燥がより強くなることがありますから要注意です。
           

ドライマウスの予防法

ガムを咬んだり、おしゃぶり昆布などを食べましょう。

レモンや梅干しは食べなくても見るだけで唾液が出ます。

        

内服薬

                     
サラジェン錠は長期連用で効果が期待できます。

ビタミン剤はB1、B2、B6、C、E、ニコチン酸アミドを服用します。

漢方薬は白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)、麦門冬湯(ばくもんどうとう)、

芝苓湯(しれいとう)などが処方されますが、

           
漢方薬は単独使用ではなく、

ビソルボンやムコソルバンなどと併用したほうがよく効くことがあります。

           
心因性の場合には、精神安定剤や抗うつ剤が使われますが、

副作用として口腔乾燥の一時的な増強の可能性があります。

人工唾液
           

           
 サリベートは正常唾液と同じ無機 電解質を配合したエアゾール製剤です。

1回につき1~2秒間、1日数回口腔内に噴霧(ふんむ)します。

副作用は少なく、シェーグレン 症候群の患者さんに70%、

放射線治療後の口腔乾燥についても55%の効果があったとされています。
           
シュー
は義歯を使っている人がその粘膜面に吹きつけて使うもので、

義歯の装着を容易にする口腔湿潤剤で、成分的には人工唾液といえます。

           
唾液分泌促進トローチ
           

           
ドロップSSTはソルビトールを主成分としたもので、口に入れると酸味がし、

その刺激で唾液の分泌が促進されるようになっています。

いわば梅干しを口にしたり、前にした時の効果と共通します。

           
           
口腔乾燥症の口では、

唾液の表面張力が低下しますから大きな義歯がはずれやすく、

咀嚼(そしゃく)も思うようにいかず、食べ物が飲み込まれて

食道を通過する時に胸がつかえるようになりがちです。

このような症状が出る人は、

水気の少ない食物は一口に入れる量をずっと少なくすることです。

噛む回数を増やしてよく噛めば、唾液の分泌が促進されて、

噛みつぶされた食物が食塊形成され、

飲み込みやすくなります。

また食物の味もよく出ます。

乾燥した口の粘膜は傷つきやすいので、

歯磨きは柔らかめの歯ブラシで、ゆっくりして下さい。

 

           

           

           
           

            、
           
            
           
             
           

        

           
           

           

           
           

           

           

           

 


山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303