山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303
 
あなたは 3294204 番目の訪問者様です

« | »

痔ろうの原因

直腸と肛門の境の歯状線(しじょうせん)には、深さが1mm程度の小さなくぼみ(肛門陰窩(いんか))が

肛門全周で6〜11個、平均で8個あります。

体の抵抗力が弱っていて下痢をした場合などに、この小さなくぼみに下痢便が入り込むと、

便のなかの大腸菌がこの小さなくぼみに連絡する肛門腺という腺組織に感染を引き起こします。

その腺組織の感染が原因となって、うみが直腸・肛門周囲に広がっていき、肛門周囲膿瘍となります。

たまったうみが自然に破れるか切開されるかして排膿されると、結果として歯状線の小さなくぼみを入り口とし、

肛門腺の感染部をうみの元とする、直腸・肛門と交通のある管が形成されます。

このように、一度うみの管ができあがると(つまり痔瘻になると)、それは肛門と交通し、

なおかつうみの入り口(うみの元)があるために、自然には治りません。

痔ろうの大きな原因は、

肛門と直腸の境目である「歯状線」のくぼみ部分(肛門腺窩)が細菌感染などによって化膿し、

肛門周囲膿瘍」ができることです。

この肛門周囲膿瘍ができる原因が“下痢”や“免疫力の低下”なのです。


下痢

通常の排便では肛門腺窩に便などが入り込むことはほとんどないのですが、

下痢の場合は激しく便が流れるために、通常では入り込まない肛門腺窩に便が入り込んでしまい、

肛門腺窩が便に含まれている細菌(ばい菌)に感染され、

この症状が続いたり悪化すると化膿したり炎症を起こしてしまい、そして肛門周囲膿瘍となってしまうのです。

ですので下痢の後は、肛門付近をウォシュレットなどで洗ったりして、清潔に保つことが大切になってきます。


免疫力の低下

肛門腺窩に便が入り込んでしまっても、必ずしも細菌に感染し、「肛門周囲膿瘍」になるわけではありません。

元来、肛門付近は細菌などによる感染に対しては強い免疫力を持っているので、

健康な状態であれば、簡単に感染されることはないのですが、疲労や病気などで体力が低下し、

免疫力が低下している時に、下痢などをして肛門腺窩に便が入り込んでしまった場合に細菌に感染し、

「肛門周囲膿瘍」へと繋がってしまうのです。

いきみ過ぎ

排便時に「いきみ過ぎ」ると、肛門腺窩に便が入り込んでしまうことがあるので、

いきみ過ぎも痔ろうの原因になる場合があります。

また痔ろうが女性に比べて男性に多いのは、男性のほうが排便時に「いきむ力が強い」からだといわれています。