血栓性外痔核とは

おしりの出入口にできた血豆です。

えんどう豆・パチンコ玉くらいのかたいしこりができます。

肛門の周りにある外痔核の血管の中で血の流れがとまり血のかたまりができたものです。

元来、痔の気のない人にも、突然発症することがあります。

肛門周囲の外痔静脈叢(そう)という、血管が網の目のようにたくさん集まっている部分の
 
血管内に内出血をして血栓が形成され、腫脹(しゅちょう)した病気です。

急激にズキンズキンとした重苦しい鈍痛(どんつう)が生じます。

力を入れようとしても肛門の痛みのために力が入らないこともあります。

肛門周囲には、青黒く透けてみえる、エンドウ豆大の丸い塊(血栓)が現れます。

普通は1個ですが時には数個のこともあります。

それが破けると血の塊が顔を出し、出血することもあります。

出血すると痛みはやわらぎます。
 
スポーツ・無理ないきみ・ストレス・便秘・下痢・妊娠・ 内痔核(いぼ痔)・外痔核・肝疾患・飲酒・疲労等の原因で、

いきんだ時や肛門部に負担がかかった時に形成されます。

スポーツ全般・立ち仕事・便秘の人・重いものの運搬をする人がなりやすいです。

40代・30代の方が一番多いです。

又、妊娠後期の女性にも多く発生します。

保存的に治します。

坐薬、軟膏を使い、ひどければ抗炎症薬、消炎酵素薬、消炎鎮痛薬を内服します。

1週間以内に痛みはとれ、血栓は1カ月以内に吸収されなくなります。

血栓が大きく、治りが悪ければ外来で局所麻酔をしたうえで、手術的に切開を加えて血の塊を除去します。

とりあえずは温めることです。

入浴を十分に行い、温めることが痛みをとり、早く治すのに重要です。

入浴時だけでなく、即席カイロのようなもので下着の上から温めるのも効果があります。

肛門部をきれいにしておくことも必要です。

入浴の際だけでなく排便後も肛門を紙でふくだけでなく温湯できれいに洗うようにします。

洗ったあとは十分に乾燥させておくことも重要です。  

肛門に負担をかけないように激しいスポーツは避け、アルコール、刺激物の摂取もひかえます。

それでもズキンズキンとした痛みがとれなければ、早めに受診して外用薬、内服薬の投与を受けます。

規則正しい生活習慣を守り、便秘をおこさないようにしましょう。

胃炎症性ポリープ

胃の炎症性ポリープとは、その名のとおり炎症が原因でできたポリープです。


慢性胃炎などによって胃の粘膜に欠損が起こると、修復しようとする働きが生じるため、

粘膜組織の過剰生産が行われてしまいポリープができてしまうのです。

皮膚などに怪我ややけどなどをしてしまった時に、皮膚が盛り上がってしまう事があります。

胃の粘膜でも同様の事が行われており、傷口を修復するためにポリープが発生してしまうのです

ポリープは胃がんになる前の状態と考えられていましたが、

最近ではポリープの細胞組織に問題がなければ(良性)、がんになる心配がないことがわかっています。

但し、まれにポリープの一部にガンが発生してしまう事もあります。

 

高齢者に多いことから細胞の遺伝子の変異と考えられていますが、まだよくわかっていません

最近では、ピロリ菌が関わっているのではないかと疑われています。

 

自覚症状はほとんどないため、検診や人間ドックなどのバリウム検査で多く見つかります。

ポリープから出血を起こしている時は吐血や下血も起こります。

まれに、上腹部の不快感や痛み、食欲不振、吐き気などを感じることがあります。

萎縮の少ない胃酸分泌が盛んな胃粘膜に多く発生することから、過酸症状を自覚することもあります。

慢性胃炎を伴っていると、むかつきや食欲不振などの症状が出ることもあります。

診断は、内視鏡検査によって組織の一部を採取して調べる生検を行うことが原則ですが、

肉眼的な形態からもある程度は可能です。

 ポリープが見つかったら、良性か悪性かを調べるために内視鏡検査と生検(生体検査)を行います。

内視鏡を使って摘出することも可能ですが、ピロリ菌の除菌治療でポリープの多くは消失してしまいます。


小さい場合は、経過観察のみですが、ポリープが大きい時には、ガン化する事も考えられますから、

内視鏡によって切除される事が多いようです。

切除した組織からガン細胞が発見されなければ、問題ないと言えるでしょう。

胃のポリープの多くは、症状もなく癌との関係もありませんので直ちに治療をする必要はありませんが、

変化を見るために年1回などの定期的な検査を受けられることをお勧め致します。

1cmを越える大きさであれば、念のため内視鏡で取ることをお勧めします。

ポリープが見つかったことがある場合においては、定期的に検診を受けるようにしましょう。

元々が慢性の胃炎によって起こるのですから、

胃への負担をかける食事や生活習慣は改善する必要があります。

ストレスを無くし、刺激の強い食事は避け、飲酒や喫煙なども行わない方が良いでしょう。
 

血糖値を下げる食事と運動

血糖値を上げる食品には、ご飯や麺類などの穀物の他にもいも類・野菜類、調味料などたくさんあります。

主食を抜くだけでも血糖値を下げる事は出来ますが、それ以外の血糖値を上げる食品を覚えておけば、

更に希望通りにヘモグロビンA1cを下げる事が出来るでしょう。

血糖値を上げる食品一覧表

穀物 ・ご飯、ビーフン、春雨、パン、マロニーなどすべて

麺類 ・蕎麦、うどん、ラーメン、きしめん、パスタなどすべて

いも類 ・じゃが芋、さつま芋、里芋など

粉類 ・パン粉、片栗粉、小麦粉、餃子の皮、麩など

野菜類 ・にんじん、かぼちゃ、蓮根、ごぼう、空豆、とうもろこし

調味料類 ・ソース、ケチャップ、砂糖、みりん、白みそ、カレールー

御菓子類 ・お菓子類すべて

お酒類 ・日本酒、紹興酒、梅酒

飲料類 ・牛乳、スポーツ飲料、ジュース、炭酸飲料全般

上記一覧表にある「血糖値を上げる食品」を出来るだけ普段の食生活から排除して下さい。

以下の食品に関しては、「大量摂取でなければ」という条件付きで食べても大丈夫な食品です。

長芋、ナッツ類、豆乳、バナナ以外の果物、無糖ヨーグルト、

練り物(かまぼこ、ちくわ)などの食品は注意して食べて下さい。

アルコールは、糖質ゼロと表示があるものやウイスキーと焼酎は飲んで大丈夫です。

赤ワインはグラスワイン1杯ほどなら問題ないです。

高血糖になってしまった場合、血糖値を下げるためにまずは運動が必要になります。

空腹時の血糖値が下がっている時間帯に行うと逆に低血糖になってしまうことがありますから、

空腹時は避けた方がよいでしょう。

 

血糖値が高いと診断されたら、まずは医師の指示にきちんと従って運動を始めることです。

特に糖尿病患者で薬を服用している人は、運動によって低血糖に陥りやすいので注意が必要です。

特に激しい運動をする必要はなく、ウォーキングや体操などでよいのです。

今日はちょっと食べ過ぎたからいつもより激しい運動をしようなどといったことは禁物です。

気が向いた時だけするのではなく、毎日決まった時間に続けることが大切です。

糖尿病になりやすいメタボな人など、運動が苦手な人も多いでしょう。

ウォーキングや体操ならいつでも誰でもできます。

ウォーキングや体操などの有酸素運動が血糖値を下げるのです。

普段はウォーキングで、天気の悪い日は体操といったようにうまく組み合わせるのもよいですね。

朝食を食べた後、出勤する際にできるだけ歩くだけでもウォーキングになるでしょう。

高血糖を改善するためには、食事の際によく噛むこともとても重要です。

肥満の人は早食いの人が多いですが、それは噛む回数も大きく影響しています。

よく噛むことによって満腹中枢も刺激されますし、血糖値の上昇を抑えるのです。

それでも食生活を改善したばかりの人には食事の量が少なくて物足りないかもしれません。

そんな時はシュガーレスのガムを噛むと、噛むことによって食欲も抑えられます。 



シュガーレスだからと言ってひたすら食べるのはよくないので、気晴らし程度に食べるのがいいです。

健康な人でシュガーレスではない飴やガム、チューイングキャンディーなどをいつも口にしている人は

血糖値に注意した方がよいでしょう。

ついつい口寂しくてダラダラと飴やガムなどを口にしていると、血糖値を必要以上に上げてしまいます。

糖尿病で血糖値を下げる薬を服用している人は、薬の作用で低血糖になってしまった場合は、

飴や砂糖、チョコレートなどで血糖値をコントロールしなくてはいけません。

糖尿病で高血糖なのに、その病気で低血糖を起こしてしまい、糖分をとらなくてはいけないのです。

血糖値を下げたり上げたり、コントロールすることに慣れるまでは大変です。

無茶をせず、血糖値のコントロールに慣れることが必然です。      


血糖値
を下げると言われているものが色々あります。

ゴーヤもその一つです。

ゴーヤはとても体に良いと言われています。

苦いからこそ健康に良いのだと実感できます。

血糖値の上昇を抑える効果があると言われているものにポリフェノールがあります。

ポリフェノールにも実に様々な種類がありますが、

ポリフェノールには糖質の吸収を遅らせる働きがありますので、食後の血糖値の上昇を抑えることができるのです。

このポリフェノールが含まれたおがたくさんあります。

ポリフェノール成分の入ったお茶を食事中に一緒に飲むことにより、高血糖を防げます。

血糖値
が気になるけどおやつを食べたい時は、ポリフェノール入りのお茶をお供にするとよいです。

お茶の種類も様々なので、その時の気分や自分の好みの味を見つけて常備しておくとよいでしょう。

ゴーヤ茶やヤーコン茶など、とても苦そうなイメージはありますが、ウーロン茶にもある程度の効果はあるようです。 

血糖値と食事内容には大変密接な関係があります。

血糖値とは血液中のブドウ糖濃度を数値で表したものです。

この数値が正常値より高ければ高血糖と呼ばれ、低すぎれば低血糖と呼ばれます。

食事をすると消化された食べ物はブドウ糖に分解されて血液中を流れます。

そして、身体や脳を動かすエネルギーとなり、そのエネルギーを使うと血糖値が下がり、空腹感を感じるようになります。

ですから、食後しばらくすると血糖値は一気に上昇します。

このブドウ糖を分解してエネルギーに変えるのがインスリンです。

血液中のブドウ糖はインスリンによって分解され、エネルギーになるわけですが、

インスリンの分解できる量を上回ったブドウ糖は分解されませんから、そのまま血液の中に残ってしまいます。

そのため、食べ過ぎやカロリーオーバーの食事は高血糖を招きます。

つまり、食材によっても血糖値のコントロールがある程度可能ということになります。

では、具体的にどのような食材がいいのでしょう?

血糖値をあげる一番の張本人である炭水化物の吸収を遅らせるお酢には、血糖値の上昇を抑える効果があります。

酒粕やニガウリにはインスリンの分泌を促したり、インスリンの作用を補う働きがあり、

バナナや玉ねぎは血糖値を下げる効果があります。

他には、食物繊維を多く含む野菜類や根菜類、たんぱく・低脂肪で低カロリーの大豆製品が良いといわれています。

オクラや山芋などのネバネバも糖尿病改善にいいとされています。

血糖値を下げる食品一覧表

野菜など食品

葉物野菜全般、玉ねぎ、にんにく、レモン

おくら、きのこ、寒天、海藻、瓜、ブロッコリー

魚介系食品

あさり、かき、たこ、いか、鯖、鰯、秋刀魚

調味料系

酢、オリーブ油、シナモン

その他食品

納豆、大豆、玉ねぎ茶とゴーヤー茶

食物繊維

中性脂肪

コレステロールを下げる食物

コレステロールを多く含む食品

コレステロールと中性脂肪の違い

中性脂肪 コレステロール
運動のエネルギーになる 細胞を作る材料になる
肥満の人に高中性脂肪が多い 肥満との相関性は小さい
食後すぐに上昇する 食後すぐに上昇しない
高中性脂肪には和菓子・果物は厳禁 高コレステロールには洋菓子は厳禁
急性膵膜炎や痛風、脂肪肝の原因になる 胆石を引き起こす可能性がある

コレステロールと中性脂肪は、血液中にある重要な脂肪(脂質)です。

まず、コレステロールの働きとは言え、コレステロールは体内を構成する脂肪成分になります。

細胞膜の構成成分でもありますし、脳と神経細胞、コルチゾールなどのステロイドホルモンやエストロゲン、

テストステロンなどのホルモンの材料と言われています。

体が脂肪と脂溶性ビタミンを吸収するのを助ける胆汁酸やビタミンDなんかの材料にもなります。

体内のコレステロールのうち、食べ物から摂取されたものは約3割に過ぎません。

残りの7割は糖質や脂肪酸を材料に、主として肝臓のほか皮膚、腸粘膜、副腎、腎臓、卵巣、精巣などで合成されます。

また、コレステロールには善玉と呼ばれるHDLコレステロールと、悪玉といわれるLDLコレステロールがあります。

LDLコレステロールは、細胞膜やホルモンを作る材料になり、血管を保護する作用もあります。

ただし、血中の濃度が高くなると、血管を細くする原因になり、動脈硬化の引き金になってしまいます。

動脈硬化が起こってしまうと、さまざまな合併症を起こしかねないでしょう。

HDLコレステロールは、血管に付着したLDLコレステロールを排除して、体の血液の流れをよくする働きがあります。

次に、中性脂肪になりますが、コレステロールが体の中の構成成分とするならば、中性脂肪はカロリー源です。

トリグリセライドとも言います。

中性脂肪は、分解され、成長などの体の代謝過程に必要なエネルギーとして使用されます。

食事によって摂取され、余分な分は皮下脂肪組織や肝臓などに蓄えられます。

食事不足や運動運動などによりエネルギーが足りなくなると、貯蔵された中性脂肪が使われ、

分解されて脂肪酸になります。

中性脂肪は、腸と肝臓で脂肪酸という小さな脂肪からつくられます。

血液はほとんどが水分なので、コレステロールや中性脂肪などの脂質は、血液中をよどみなく流れることができません。

そこで、血液中を循環するために、タンパク質などの物質と結びついて、リポタンパクと呼ばれる粒子を形成します。

リポタンパクには、カイロミクロン、超低密度リポタンパク(VLDL)、低密度リポタンパク(LDL)、

高密度リポタンパク(HDL)があります。

LDLによって運ばれるコレステロールはLDLコレステロール、

HDLによって運ばれるコレステロールはHDLコレステロールと呼ばれます。

HDLコレステロールは世間で言うところの「善玉コレステロール」というやつです。

体内の組織からコレステロールを取り除き肝臓へ運ぶ役割りを果たすので、

この値が高いと動脈硬化やアテロームなど、心筋梗塞や脳血管障害のリスクが減少し、

反対にこの数値が低い場合はリスクが高くなります。

中性脂肪値が心臓発作にどう影響するかについては、コレステロールほど明確ではありません。

しかし、非常に高い中性脂肪値(血液500mg/dL以上)では、膵炎のリスクが高まります。

低い方はほとんどの場合問題がないことが多いようです。

血清・尿アミラーゼの異常と膵腫瘍マーカー

アミラーゼは、でんぷんを分解する消化酵素のひとつで、

唾液腺から分泌される唾液と、膵臓から分泌される膵液に含まれています。

これらの臓器に破壊や炎症が起こると、血液中にアミラーゼが多く出て、さらに尿中にも流れ出します。

そのため、急性膵炎、慢性膵炎、膵がんなどがあると血清アミラーゼや尿アミラーゼが上昇するので、

これらの病気の診断や経過観察に役立ちます。

■アミラーゼ値のおおよその目安

血清の値 IU/l 判 定 対 策
37 以下 低アミラーゼ血症 通常は特に心配なく、経過をみる。
38~136 正 常  
137~399 上 昇 膵臓の病気(膵炎、膵がん)、腎障害、肝障害、唾液腺の
病気を考えて、必要により詳しい検査をする。
400~900 高アミラーゼ血症
900 以上 著しい高アミラーゼ血症 症状あればただちに入院し、治療します。

検査法や検査機関によって正常値が異なることが多い検査です。

検査を受けた機関の基準値で判断してください。

やせている人は太った人より値が20%ほど高くなりますが、正常値の範囲です。

また、長期にわたる大量の飲酒習慣により値は上昇します。
 

アミラーゼ
単位:IU/リットル(アミラーゼの量を1リットル中の国際単位で示したものです)

60~200 正常値
基準上限以上
(増加:
高アミラーゼ血症)
急性膵炎、慢性膵炎で多くみられる数値です。膵のう胞、膵がん、総胆管結石、ファーター乳頭がん、急性耳下腺炎、唾石、消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎、子宮外妊娠、アミラーゼ産生腫瘍(肺がん、卵巣がん、卵管がんなど)、マクロアミラーゼ血症、慢性腎不全、ショックなどの可能性もあります。
基準下限以下
(減少:
低アミラーゼ血症)
膵全摘後、慢性膵炎や膵がんによる膵実質の荒廃、唾液腺摘出後でみられる数値です。臨床的には問題になりません。

■血清・尿アミラーゼの異常

1.血清及び尿アミラーゼが高値

a.膵疾患:急性膵炎、慢性膵炎、膵癌など

b.唾液腺疾患:急性耳下腺炎など

c.肝・胆道:肝炎、胆嚢炎、胆石症など

d. 消化管疾患:消化器潰瘍(穿通または穿孔)、腸管閉塞または破裂

e.その他の腹部疾患:子宮外妊娠破裂、卵巣腫瘍

f. 術後、ショック、外傷、モルフィンなどの薬物投与後

2.血清アミラーゼ正常、尿アミラーゼ高値:

急性膵炎の軽症例又は回復期、慢性膵炎など

3.血清アミラーゼ高値、尿アミラーゼ正常又は低値:

マクロアミラーゼ血症、腎不全、唾液腺型高アミラーゼ血症

4. 血清及び尿アミラーゼ低値:

膵癌の末期、進行した慢性膵炎

■関連検査と臨床的意義

アミラーゼ

急性膵炎、慢性膵炎、膵癌などの初診時の診断や経過観察に役立ちます。

(高値) 急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、耳下腺炎、消化性潰瘍

(低値) 膵癌の末期、進行した慢性膵炎、肝硬変、高度な糖尿病

リパーゼ

アミラーゼと同時測定することにより膵疾患の診断補助に有用です。

(高値) 急性膵炎、慢性膵炎、膵癌、慢性腎炎、腎不全、

(低値) 慢性膵炎の極期、膵全摘

エラスターゼ

膵から血中への逸脱量の増減により膵障害の存在を推測することができます。

スクリーニング検査として有用です。

(高値) 急性膵臓炎、再燃の慢性膵炎、膵癌、一過性に膵が刺激された場合、膵嚢胞、膵外傷

(低値) 膵全摘、慢性膵炎、進行膵癌

トリプシン

十二指腸に分泌されて消化酵素としての働きを示します。

血液中にも逸脱しますが血中での生理的意義は十分解明されていません。

(高値) 急性膵炎、慢性膵炎の一部、慢性再発膵炎、膵癌の一部

(低値) 膵全摘、膵線維症

膵PLA2

急性膵炎を中心に、膵の重症度と組織破壊の指標に応用されます。

膵炎の診断、経過観察に適しています。

(高値) 急性膵炎、活動期の慢性膵炎

(低値) 膵全摘、膵組織の破壊、膵外分泌機能障害

グルカゴン

膵α細胞により合成されるホルモンで膵機能を反映します。

(高値) グルカゴノーマ、急性膵炎

(低値) 慢性膵炎(重症型)、原発性グルカゴン欠乏症、膵全摘

アミラーゼアイソザイム

膵疾患以外にもアミラーゼの上昇がみられることがあり、由来臓器の鑑別に有効です。

S型アミラーゼ上昇:流行性耳下腺炎

P型アミラーゼ上昇:慢性膵炎、急性膵炎

Span-1

良性膵疾患との鑑別、治療効果の判定、経過観察、再発予知のモニターとして用いられます。

早期膵癌の診断補助にも有効です。

(高値) 膵癌、胆道系癌、肝硬変症、慢性肝炎

PSTⅠ

膵疾患の重症度の判定や経過観察に有用です。

(高値) 急性膵炎、進行膵癌、再燃慢性膵炎

SLX
 
膵癌の診断、治療効果に利用します。

(高値) 膵癌、肺癌、卵巣癌

NCC-ST-439
 
特異性に優れています。

(高値) 胆道癌、大腸癌、膵癌

高アミラーゼ血症の原因

膵疾患 膵炎
膵炎の合併症(膵仮性嚢胞膵膿瘍)
外傷(手術、ERCPも)
膵管閉塞
膵腫瘍
嚢胞性線維症
唾液腺疾患 感染(mumps)
外傷(手術を含む)
放射線照射
導管狭窄
消化管疾患 消化性潰瘍の穿通もしくは穿孔
腸管の穿通もしくは穿孔
腸間膜動脈の閉塞
虫垂炎
肝疾患(肝炎肝硬変)
婦人科疾患 子宮外妊娠の破裂
卵巣嚢胞
骨盤感染
膵以外の腫瘍性病変 卵巣、前立腺、肺、食道、胸腺の充実性腫瘍
多発性骨髄腫
褐色細胞腫
その他 腎不全
腎移植
マクロアミラーゼ血症
火傷
アシドーシス(ケトン性、非ケトン性)
妊娠
頭部外傷
薬剤性(モルヒネ利尿剤ステロイド)
急性大動脈解離
術後(外傷以外)
食思不振、神経性食思不振
特発性

 

肥満に効く漢方薬

●防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

この漢方薬には、代謝を上げる「ダイオウ」や「ボウショウ」、

からだを冷やす「セッコウ」などが含まれている。

便秘気味の人には、最適、便通もよくなります。

●大柴胡湯(だいさいことう)

ダイエット漢方としては、作用がもっとも強力です。

大柴胡湯(だいさいことう) では、作用が強すぎる場合には、

構成生薬ダイオウを除いた、「大柴胡湯去大黄」

(ダイサイコトウキョダイオウ)があります。

この漢方薬は、本来、体力のある運動選手などに用います。

●防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

色白で、プヨプヨした人に合う漢方薬。

ダイエットだけでなく、むくみ、慢性腎炎、月経不順、関節炎、

痛みにも応用される。

とにかく、色白の人で、ぽっちゃりタイプの人に合う。



1)脂肪太りタイプ

このタイプは、食べ過ぎの肥満です。

血色が良く太鼓腹、暴飲暴食気味、暑がりで便秘気味、体力的にも標準以上で、

いわゆるエネルギッシュの人が多い。

漢方薬では「防風通聖散」「大柴胡湯」などがよく使われます。

わかりやすく説明すれば、体に溜まった悪いものを出す働きの漢方で、

緩下剤的な働きをもつ漢方薬と言えます。

2)水太りタイプ

このタイプは、あまり食べずに、水を飲んでも太る肥満です。

新陳代謝が悪いタイプで、体質も普通から虚弱気味、運動も苦手、

冷え性気味、疲れやすい、むくみが強い。

漢方薬では、「防已黄耆湯」「五苓散」などがよく使われます。

わかりやすく説明すれば、代謝を上げる漢方で、

利尿薬的な働きをもつ漢方薬と言えます。

これらの処方は、ダイエット用でも体を補う作用がある点特徴です。

男性より女性に多いタイプで、肥満で体力のない虚証の肥満にうまく合います。

3)血太りタイプ

 

血行が悪くて太る、漢方ではホルモンバランスが崩れているタイプです。

更年期を境に太った人、出産の後に太った人、などがこのタイプです。

漢方薬では「桃核承気湯」「桂枝茯苓丸」などがよく使われます。

これも女性に多いタイプです。

4)ストレス太りタイプ

 

最後に、最近急増のストレス太りです。

過食症もこれにあたることが多いです。

特に女性で、このようなタイプの人には、「加味逍遥散」などの、

婦人薬で気の巡りを良くする漢方薬を使う場合もあります。

また実際には、上の3つのタイプ(脂肪太り、水太り、

血太り)が混ざっている、混合太りの人も多いです。
 

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