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胃炎症性ポリープ

胃の炎症性ポリープとは、その名のとおり炎症が原因でできたポリープです。


慢性胃炎などによって胃の粘膜に欠損が起こると、修復しようとする働きが生じるため、

粘膜組織の過剰生産が行われてしまいポリープができてしまうのです。

皮膚などに怪我ややけどなどをしてしまった時に、皮膚が盛り上がってしまう事があります。

胃の粘膜でも同様の事が行われており、傷口を修復するためにポリープが発生してしまうのです

ポリープは胃がんになる前の状態と考えられていましたが、

最近ではポリープの細胞組織に問題がなければ(良性)、がんになる心配がないことがわかっています。

但し、まれにポリープの一部にガンが発生してしまう事もあります。

 

高齢者に多いことから細胞の遺伝子の変異と考えられていますが、まだよくわかっていません

最近では、ピロリ菌が関わっているのではないかと疑われています。

 

自覚症状はほとんどないため、検診や人間ドックなどのバリウム検査で多く見つかります。

ポリープから出血を起こしている時は吐血や下血も起こります。

まれに、上腹部の不快感や痛み、食欲不振、吐き気などを感じることがあります。

萎縮の少ない胃酸分泌が盛んな胃粘膜に多く発生することから、過酸症状を自覚することもあります。

慢性胃炎を伴っていると、むかつきや食欲不振などの症状が出ることもあります。

診断は、内視鏡検査によって組織の一部を採取して調べる生検を行うことが原則ですが、

肉眼的な形態からもある程度は可能です。

 ポリープが見つかったら、良性か悪性かを調べるために内視鏡検査と生検(生体検査)を行います。

内視鏡を使って摘出することも可能ですが、ピロリ菌の除菌治療でポリープの多くは消失してしまいます。


小さい場合は、経過観察のみですが、ポリープが大きい時には、ガン化する事も考えられますから、

内視鏡によって切除される事が多いようです。

切除した組織からガン細胞が発見されなければ、問題ないと言えるでしょう。

胃のポリープの多くは、症状もなく癌との関係もありませんので直ちに治療をする必要はありませんが、

変化を見るために年1回などの定期的な検査を受けられることをお勧め致します。

1cmを越える大きさであれば、念のため内視鏡で取ることをお勧めします。

ポリープが見つかったことがある場合においては、定期的に検診を受けるようにしましょう。

元々が慢性の胃炎によって起こるのですから、

胃への負担をかける食事や生活習慣は改善する必要があります。

ストレスを無くし、刺激の強い食事は避け、飲酒や喫煙なども行わない方が良いでしょう。