山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303
 
あなたは 3406262 番目の訪問者様です

« | »

味覚障害

  味覚障害


舌に異常がある場合や風邪をひいて嗅覚が鈍っているケースもありますが、

原因のトップは亜鉛不足だと言われています。

ちなみに、味覚を感じるのは、舌や上あごにある味蕾(みらい)という器官

(花のつぼみの形をした微小な器官)。

舌の表面を覆っている白いぶつぶつした突起物を糸状乳頭といい、

その中にあるぽつぽつした赤い部分を茸状(じょうじょう)乳頭といいます。

その中に味蕾はあります。

また、味蕾は舌の奥のほうの10個くらい逆V字型に並んでいる大きないぼいぼ(有郭乳頭という)の中や、

舌の両側のつけ根に赤く盛りあがって見える葉状乳頭と呼ばれる部分や、

上あごの奥の口蓋垂(いわゆるのどちんこの上の部分)にもあります。

実はこの味を感じる細胞は、短い周期で新しく生まれ変わっており、

そのためにはたくさんの亜鉛を必要とします。

つまり
、亜鉛が不足すると細胞が生まれ変われなくなってしまい、味覚障害を引き起こしてしまいます。
 

味蕾にある味細胞と呼ばれるものと食物の成分とが

鍵と鍵穴のような関係で反応して味を感じる仕組みになっています。

この味蕾から神経を介して脳に味が伝えられます。

味覚は他の視覚、聴覚、嗅覚に比べて、最も老化しにくいといわれていますが、

それでも高齢になると味蕾の数は1/2から1/3に減少し、味が濃くなりやすい原因といわれています。

 

  

◎味覚障害の症状

  味覚減退……… 食物の味が薄く感じる 

 味覚消失……… 味が全くわからない

 自発性異常味覚…何も食べていないのに、いつも苦い味がする

 悪味症………… 食物が何とも表現できないいやな味になる

 異味症………… ある食べ物や飲み物の味が本来の味と変わった味がする

 解離性味覚障害…甘味だけがわからないと訴え、検査でも甘味のみ傷害されている 

 

 

◎味覚障害の原因

 
味覚の原因は、不明の点もありますが、多い順に食事、薬物、全身の病気、ストレスがあげられます。 


(1)食事の内容による味覚障害

 

最近、亜鉛などの微量元素が味覚に重要な関わりを持っていることがわかってきました。

 

亜鉛は必須微量栄養素のひとつです。

普通の日本食をちゃんと食べても亜鉛摂取量は諸外国に比べて少ないのに加えて、

偏食、朝食抜き、ファストフードやコンビニの弁当で食事を済ます

という食生活が習慣になると亜鉛欠乏症になります。

また、激辛好みは味蕾を消滅させる危険性があり、無理なダイエッも味覚障害の原因になります。

亜鉛を多量に含む食品(蠣、魚卵、緑茶、卵黄、海草、玄米、椎茸、ゴマ、小魚、大根やカブの葉など)

をとるようにしましょう。

(2)薬剤による味覚障害

 

最近注目されてきたのは薬による味覚障害です。

降圧利尿剤・解熱鎮痛消炎剤・抗ヒスタミン剤・ペニシリン系を中心とした抗生物質・

制ガン剤・副腎皮質ホルモン剤などの 長期連用・併用で尿に多く亜鉛が排出されるために

味覚が障害されることがあります。


投与中止で味覚は元に戻りますが、回復に時間がかかることもあるようです。

(3)全身の病気による味覚障害


溶血性貧血・糖尿病・胃切除・肝不全・その他の肝疾患・ネフローゼ・透析・腫瘍・膠原病・内分泌機能低下

などの全身の病気で味覚障害がおこります。

また、妊娠や火傷も味覚障害をおこすといわれています。

(4)口腔の病気による味覚障害

 

舌の病気である舌炎や舌苔(ぜったい)・口内乾燥症・かぜによるのどの病気でも味覚障害をおこします。

また、かぜによる嗅覚障害に続く味覚障害は風味障害として現れることが多いといわれています。

(5)心因性味覚障害


うつ病・ヒステリー・ストレスなども味覚障害をおこすといわれています。

しかし、うつ病は抗不安薬や抗うつ剤を常用していることから

薬物による影響も見逃せないという意見もあります。

 
 
 
 
 

味蕾(みらい:味を感じる細胞)の数の年齢的変化の問題があります。

味蕾は、胎児から幼児までは口腔(こうくう)、咽頭(いんとう)の粘膜に広く分布していますが、

年齢とともに次第に数が減ります。

とくに舌では、中央のものから減り、大人では舌の先の部分と奥の部分が主になります。

また、数の問題だけではなく、 変性に陥ったものが年齢とともに増えます。

この 変性は、女性では40歳ぐらいから、男性では50歳ぐらいから著しくなり、

老人では過半数が 変性してしまっているといわれています。

味覚の感度の低下も問題です。

50歳ぐらいから視力が落ちるように、味力も20歳ぐらいをピークにして、徐々に落ちていきますが、

50歳後半で顕著になります。

味の種類別では、甘味と塩から味の感度が一番低下し、苦味、酸っぱ味はさほど変化しないといわれていますが、

なかにはこれらの傾向をみせない老人もいます。このために、

老人がますます砂糖や塩の味付けを濃くするのは、健康上問題があるといえます。

将来的に味覚障害にならないためには、次のことを心がけ、

舌にある味細胞(みさいぼう)が正確に味覚を感知できるようにしておくことが大切です。

また、味覚に異常を感じるようになっても適度なアルコールや香辛料を口にすることは問題ないですが、

喫煙は絶対に控えたほうがよいでしょう。
 

  • 亜鉛を含む食品を食べるなど、栄養バランスのとれた規則正しい食事をする。
  •  
  • 唾液が出るようによく噛んで食べる。
  •  
  • 食後の歯磨きなどで、口の中を清潔にする。
  •  
  • 喫煙を控える。