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片頭痛

頭痛には、

(1)検査をしても病変が見つからず、頭痛自体が治療対象となる「一次性頭痛」

(2)何らかの病気の症状として起こる「二次性頭痛」-があります。

片頭痛は一次性頭痛で、発作の前には、血管を収縮させるセロトニンという物質が大量に血液中に増え、

発作時には反対に減り、脳の血管が広がり周りの三叉神経が圧迫されることで起こるといわれます。


脳への動脈が狭く収縮した後に急に拡張し、脳の血流が良くなること、また急に血液の流れがよくなるので、

血管の近くにある痛みの受容体が活性化されて頭痛が起こる、という説がありますが、

はっきりとは解明されていないようです。


頭痛持ちと言えば、たいてい女性の方です。

こめかみの辺りがズキズキと痛む片頭痛。

15才以上の日本人の片頭痛有病率は約8.4%で、840万人と言われます。

その中で女性の割合は男性の3.6倍です。

片頭痛の方の4人のうち3人が女性と言うことになります。

年齢的には仕事、結婚、出産、育児など社会的にも肉体的にも変化の多い20-40代が最も多いです。

生理が始まるまでは片頭痛の有病率は男女差はありませんが、

初潮を迎える頃になると女性の片頭痛持ちが増えるのです。

では、女性になぜ片頭痛が多いのでしょうか。


それには、女性ホルモン(エストロゲン)が大きく関与しています。

生理の2日前から生理3日目までに頭痛が発症することが多く、

中には排卵期や月経直後に頭痛のする方もおられます。

生理による片頭痛は、「プロゲステロン」という黄体ホルモンと

「エストロゲン」という卵胞ホルモンのバランスが崩れることによって、生じやすくなっているのだそうです。

エストロゲンの量が減ると、セロトニンも減少するので精神的にイライラしやすくなったり、

血管が拡張して片頭痛などをひき起こすようになるといわれています。
 

 このように生理が始まる、つまり、エストロゲンという女性ホルモンが減少することによって

片頭痛が引き起こされると言われています。

このような『月経時片頭痛』は一般の片頭痛と異なり、頭痛の程度が強く、吐き気・嘔吐を伴うことが多く、

薬が効きにくいという特徴があります。

女性ホルモンの分泌が安定する妊娠中は発症が減りますが、大半は出産後に再び発症します。

 また、名前のごとく、月経時に起こりますから、月経がなくなれば、頭痛が消失するか軽快することが多く、

また、更年期が近づくと典型的な片頭痛は減り、閉経に伴い頭痛の軽減・消失を認めます。

緊張型頭痛に似た重い感じの痛みに変わる人が多くなります。

では、このようなやっかいな片頭痛に対してどのように対処すればいいのでしょうか。

片頭痛の特効薬であるトリプタン製剤の頓服で効果が十分な方はそれだけでよいと思われます。

しかし、大抵の方はそれでは不十分で、生理前から生理中のみの短期間の予防薬の投与、

何種類かの鎮痛剤の併用などをして頭痛の軽減を図ります。

このように、片頭痛は女性に多い病気で、仕事、育児、家事など休めないことも多く、

日常生活に支障の多いものです。

とくに生理に関係した片頭痛は頭痛の程度も強く、薬も効きにくいということで非常にやっかいです。

しかし、専門の医師による診断と正しい薬物療法により頭痛の程度は改善します。

痛みがときどき発作的に起こるのは片頭痛の特徴です。

個人差がありますが、同じような強い痛みが毎日続くのではなく数時間から2~3日程度続き、

こうした症状が月1~2回から年数回発作的に起こるのであれば片頭痛の可能性があります。

頭の片側だけでなく両側が痛む人もいます。

片頭痛の特徴的な症状として、「ズキン、ズキン」という脈打つような痛みがあり、

騒がしい場所やまぶしい場所で痛みがひどくなったりします。

吐き気や嘔吐、下痢などを伴うこともあります。

階段の上り下りなど運動で頭痛が激しくなったりします。

天候や気温、気圧の変化が大きいときは頭痛を起こしやすく、

強い光
で影響を受けることもあるので、外出するときには帽子やサングラスを用意するといいです。

人混みの中から帰ると頭痛がしたり、仕事などの忙しさが無くなると発作が起こるなど、

ストレスや緊張感から解放された時に起こる人も多いです。

背中や肩、首などの筋肉が緊張して血行が悪くなることで起こる「緊張型頭痛」と違い、

片頭痛の場合、頭痛のときに頭の位置を変えるだけで痛みが悪化したり、

 

片頭痛の 前兆として、発作の10分から1時間前に視野の中にギザギザした明るい模様が現れたり(閃輝暗点)、

体の半身がしびれたり(片麻痺)することがあります。
 

また、発作の数日前に予兆として、首や肩の張り、あくび、イライラ、空腹感、めまいなどが起こることもあります。

しかし、こうした症状がまったく起こらない人も大勢います。

発作の引き金となる食べ物としては、アルコール・赤ワインなどが挙げられますが、

まったく引き金にならない人もいますので、そうした人は気にする必要はありません。

また、脳内の血管が過剰に拡張すると片頭痛が起こるため、

オリーブオイルやかんきつ類、チーズやチョコレートなど血行を良くする食材を食べるときには注意が必要です。

入浴がきっかけで痛みが強くなることもあります。

治療には主に薬が使われます。

脳の血管を収縮させ、三叉神経から痛みの原因物質が放出されるのを抑えるトリプタン製剤などです。

母親に片頭痛があると、娘の約70%・息子の約30%に片頭痛が出るとされ、

父親に片頭痛がある場合には、その遺伝比率は母親の場合の半分程度といわれています。

若い女性に発現が多いのは体内ホルモンの変化によるといわれています。