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鳥肌胃炎とは

鳥肌胃炎とは、胃内視鏡検査にて、主に幽門前庭部から胃角部にかけて、

あたかも皮膚に見られる鳥肌のように胃粘膜に均一な結節状隆起が密集して認められるものを意味します。

従来、若年女性(平均すると30歳前後)に多い生理的な現象と考えられていましたが、

近年では小児のみならず若年成人のHelicobacter pyloriH. pylori)感染者に多く認められ、

ピロリ菌への感染による粘膜固有層のリンパ瀘胞の増生であることが明らかとなりました。

しかし、なぜ女性多いのかはわかっていません。

上腹部痛、胸焼け、げっぷなどの症状があります。

鳥肌胃炎では、胃酸分泌能力の低下により萎縮性胃炎になるため、

高い頻度で胃がんに移行する可能性があります。

ピロリ菌保有者で、鳥肌胃炎がある患者とない患者を比べると、

鳥肌胃炎がある患者の方が胃がんになる確率が60倍高いという報告もあり、

鳥肌胃炎の患者の方が圧倒的に胃がんの危険性が高いということになっています。

また、胃MALTリンパ腫(悪性)の合併も認められることがありますし、

スキルス胃がんなど悪性度がより高い「未分化型胃がん」が発生すると、進行速度が速くなるので注意が必要です。

鳥肌胃炎に合併した胃癌の特徴は主に若年女性の胃体部に発生する未分化型胃癌であり、

鳥肌胃炎を診断した際には、胃体部をとくに注意深く内視鏡観察することが重要であり、

さらには胃癌予防のため比較的早期の除菌治療が望ましいと考えられます。