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がんと遺伝

「がんには、3つの原因があります。

一つ目は、たばこで肺がんになるといった生活習慣や環境的な要因

二つ目は加齢

いくら健康的な生活を送っていても、歳を重ねるとDNAに傷がついてしまい、がんが発生してしまいます。

そして最後が、遺伝的な要因です。

’96年にアメリカで報告された分析では、親戚内でがんが複数の人に発症するなど、

家族歴が関係する割合は5%程度と言われています」

 

「とくに遺伝が強く関連する可能性のあるがんは、腸がん、乳がん、子宮体がん、卵巣がん、胃がんなどの一部です」

遺伝によるガンは全体の5%程度に過ぎません。

これら家族性のガンは「家族性腫瘍」と呼ばれています。

「家族性腫瘍」とは、家族に腫瘍(がん)が集積して発生する腫瘍性疾患と定義されています。

このうち、1つの病的な遺伝子の変異が親から子へ伝わることにより遺伝的にがんに罹患しやすくなり、

その素因をもとに発症する疾患を特に遺伝性腫瘍症候群と称します。

現在、医療の現場で遺伝子検査や対策の実践が可能なのは家族性腫瘍の中でも特に遺伝性腫瘍症候群です。

例えば大腸がんの場合は約25%が家族集積性のがんであり、遺伝性と考えられるがんは5%程度とされています。

代表的なのが大腸ガン、乳ガン、卵巣ガンです。

家族性のガンには、「ガン抑制遺伝子」が関係しています。

ガン抑制遺伝子というのは、身体の細胞がガンになるのを防ぐ働きがあります。

両親からひとつずつ受け継ぐものですから、基本的にガン抑制遺伝子を2つ持っているのが普通です。

2つのガン抑制遺伝子が両方とも傷つくまでには長い年月がかかります。

そのため、ガンは高齢者にならないとかからない病気なのです。

ところが、通常2つあるガン抑制遺伝子のひとつに、生まれつき突然変異がある場合、

若い年齢でガン(家族性腫瘍)が発生します。

しかも多くの臓器にガンができる傾向があるのです。

現在、日本人2人に1人ががんに罹患します。

生涯、何らかのがんに罹患するリスクは男性で55.7%、女性で41.3%とされています(「がんの統計2012年度版」)。

 

癌には遺伝する癌・遺伝しない癌という二種のものがありますが、

このうち遺伝する癌は全体の5%以下に過ぎないという統計が出ているのです。

健康診断等で不安要素がある方は、しっかりと病院(遺伝相談外来)へ行き、

相談または精密な検査を受け、自分の身体の状態を定期的に知る、ということが大切になってきます。

親と子で同じ種類の癌にかかるというケース。

それは多くの病気にも同じことが言えますが、生活習慣が一番の原因なのです。

生活習慣の細かい部分は違っていたとしても基本的には似ているということが、よくあります。

一概には言い切れませんが、遺伝性が5%癌であっても、こういった理由から、

親子共に同種の癌にかかるケースが出てきてしまうということが起こりえるのです。
 

は遺伝よりは、生活習慣が主な原因になっているという事をしっかり理解して、

正しく健康的な生活を意識で送るということが、癌を防ぐ一番の方法といえるでしょう。