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トランス脂肪酸

油脂に含まれる栄養素一つ

天然食品中に含まれているものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。

天然のものは、牛肉や羊肉、牛乳や乳製品のなかに微量のトランス脂肪酸が含まれています。

現在広く行われている液体の油脂から半固体、固形の油脂を作り出す工程(硬化処理)や

油脂中の不純物を除去する工程でトランス脂肪酸が生成されます。

脂肪の分子中の炭素と水素の結びつきに変化が生じ、構造中にトランス型の二重結合を持つ不飽和脂肪酸です。

脂肪酸は細胞膜の構成要素になっているものですが、細胞膜の中にトランス型が紛れこむと細胞膜は弱くなり、

その結果としてさまざまなトラブルを生ずるといわれています。

不飽和脂肪酸は水素の不飽和な箇所があるために反応しやすく、それだけ生理的な活性が高い脂肪酸ですが、

その代わり不安定な脂肪酸でもあり、老化、酸化しやすく日持ちが悪い。

そこで現代の多くの食用油では日持ちを良くするため、水素が不飽和で足りない箇所に

化学的な技術を使い強引に水素をくっつけており(水素添加)、

マーガリン、ショートニングなどもこの方法で造られています。

そしてこういう水素添加(硬化)、部分的水素添加(部分的硬化)の過程で、

体には好ましくないトランス脂肪酸やその他の有害物が生じてきます。

「食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合」では、

トランス脂肪酸の摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満

つまり、日本人の場合、1人1日当たり2グラム未満が目標量とされていますが、

農林水産省が2008年に実施した調査結果では、

日本人が1人1日当たり食べているトランス脂肪酸の平均的な量は、0.92~0.96グラムと推定されています。

トランス脂肪酸は、取りすぎた場合、血液中のLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増えて、

HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)が減ることが報告されています。

日常的にトランス脂肪酸を多く取りすぎている場合、

少ない場合と比較して狭心症心筋梗塞(こうそく)などの冠動脈性心疾患(CHD)

リスクを高めることが示唆されています。

更に、ガン、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピーなどへの悪影響が報告されています。

トランス脂肪酸の過剰摂取が心配される食事例


朝食:パンにマーガリンや菓子パン、クリーム入りコーヒー

昼食:ファーストフード、又は冷凍食品を利用したお弁当

おやつ:クッキー、クラッカー、

夕食:インスタント・レトルト食品を利用したもの

上記のような食べ方をしている人は要注意です。

トランス脂肪酸を多く含む食材

■ぬりもの・オイル系

マーガリン、ピーナツバター、マヨネーズ、コーヒーのクリームなど

■お菓子系

ケーキ、アイスクリーム、チョコレート菓子、クッキー、クラッカー、菓子パン、ポテトチップス、ドーナツなど

■インスタント・レトルト系

カップ麺、インスタント麺、缶のスープ、シチューのルウ、カレーのルウなど

■ファーストフードやファミリーレストラン系

チキンナゲット、フライドポテト、フライドチキン、パイなど

■冷凍食品系

から揚げ、ケーキ、ピザ、魚のから揚げ、コロッケ、天ぷらなど