脳梗塞の最大の原因

脳梗塞の最大の危険因子は高血圧です。

脳梗塞にはいろいろなタイプがあるのですが、

現在でも高血圧が原因で起こるタイプの脳梗塞が一番多いという事実があります。

高血圧は全身の血管の動脈硬化を促進させます。

血管は動脈硬化が進むと、プラークや血栓による狭窄や閉塞を起こしやすくします。

これが脳梗塞を引き起こす要因となります。

また、血管がもろくなるので、脳出血が起こりやすい状態にもなります。

そこで、血圧の高い方では塩分を控える。

適正体重となるよう、腹八分目にする。

なるべく歩くようにする

塩分を体外に排泄するのに働き、血圧を下げる効果のあるカリウム、カルシウムなどの

ミネラル(微量元素)を含む食品を積極的に摂取する。
 

以上のような食生活、生活習慣の改善を行い、それでも血圧が下がらない場合には、

医師の指導のもとに血圧を下げる薬(降圧剤)を飲んだ方がよいでしょう。

 

心原性脳梗塞

最近、心臓の不整脈から起こる脳梗塞にかかる方が増えています。

心原性脳梗塞とは心臓に原因があって起こる脳梗塞です。

脳梗塞のうち、3分の1の割合を占めています

このところ年配の方を中心に、知らないうちに心房細動と言う不整脈にかかる方が増えています。

 心房細動とは、心房が細かく震えることによる不整脈です。

心房細動が起こると、血液を押し出さないので、血液が固まりやすくなります。

その固まりは血栓と言います。

血栓がチギレて、脳の動脈の方に流れていって、脳梗塞を起こします。

血栓は1cmくらい大きなものです。

これが、脳の根本の太い血管につまります。

大きな麻痺が出たりするなど、症状は大変重いものです。

心房細動の5%に脳梗塞が起こると言われます。

そこで、動悸がしたりした時には、

心房細動などの心配な不整脈でないかどうか調べてもらった方がよいでしょう。

 

糖尿病

糖尿病は、動脈硬化を促進させる働きのあるブドウ糖が血液のなかにたまってしまう病気です。

高血圧に次ぐ第2の危険因子であり、脳梗塞が起こる危険性を2~3倍も高めてしまいます。

 

境界域糖尿病や耐糖能異常などの糖尿病予備軍も、

正常な人に比べると脳梗塞の発症率が高くなります。

 

高脂血症

高脂血症は、血液中の脂質が異常に多い状態をいい、

心筋梗塞の危険因子であることはよく知られています。

最近の研究によって、脳梗塞の原因にもなっていることがわかってきました。

 

総コレステロールが240mg/dl以上か、HDL(善玉コレステロール)が40mg/dl未満の場合は、

脳梗塞が発症しやすくなるとされています。

肥満

最近では、肥満も脳梗塞の危険因子になることが注目されるようになっています。

肥満そのものが危険因子になっている場合や、

内臓に脂肪が多く蓄積したタイプの肥満である腹部内臓型肥満も引き金となります。

 

肥満になると、高血圧や糖尿病、高脂血症なども合併しやすくなり、

さまざまな病気の発症にも関係してきます。

 

喫煙

喫煙は、肺がんの危険因子としてよく知られていますが、脳梗塞の発症のリスクも高めます。

とくに、1日にたばこを20本以上吸う人は、脳梗塞のリスクが約2倍高いという報告もあります。

禁煙することが大切です。

 

飲酒

欧米の研究では、少量の飲酒は脳梗塞の発症を低くさせますが、

大量では発症率が増大するという報告があるようです。

お酒は適量なら健康にとってプラスであり、

とくにワインは脳梗塞の発症率を低下させる効果があるといわれています。

一般に脳梗塞は、何の症状の前触れもなく、突然に起こる特徴があります。

そこで、普段から、これら脳梗塞の危険因子の有無のチエックを行い、

そう言った危険因子の見つかった方は、

食事療法運動療法薬物療法などで、正常の状態に戻しておかなければなりません。

 

 

 

 

 

 


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