胃癌健診で異常

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胃がん検診Q&A

 

Q:バリウムを飲んで胃部エックス線撮影をするといつも「精密検査が必要」となりますが、

精密検査を受けた方がよいのでしょうか?

 

A:精密検査を受けてください。自分で判断せずに、胃内視鏡検査などの精密検査を受けて

「がん」でないかどうかの正しい診断を受けることが必要です。

なお、過去に胃の病気で治療を受けたことのある方は、粘

膜に瘢痕(はんこん:ひきつれや傷跡のことで病気ではありませんが、

エックス線検査では病気と紛らわしかったり、病気がみつけにくい場合があります)

が残ることがあり、胃エックス線検査には適さないと言われています。

今後は、かかりつけの医療機関で定期的に胃内視鏡検査を受けられることをお勧めします。

現在の内視鏡は、以前の胃カメラに比べるとかなり飲みやすくなっています。

また、胃がんは、胃潰瘍、ポリープ、胃炎など、他の胃の病気とよく似た形態をとっています。

胃がん検診では、これら良性の病気とがんを識別できない場合も精密検査が必要と判定しています。

 

胃がんミニ知識

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○胃がんは、胃の壁のもっとも内側にある粘膜の細胞が、

なんらかの原因で「がん化」することにより発生します。

はじめは数十ミクロンという小さなものから、年単位の時間をかけて5mm程度の大きさになり

(その頃から検診での発見が可能になります)その後増殖を繰り返します。

内側の粘膜から徐々に粘膜下層、固有筋層、漿膜へと外側に向かって、がんが広がっていきます。

がん細胞が、粘膜または粘膜下層までにとどまっているものを「早期胃がん」といい、

筋層より深く達したものを「進行胃がん」といいます。

 

○自覚症状は、全くないものもあれば、早い段階から、胃痛・胸焼け・黒い便がみられることもあります。

(胃炎や胃潰瘍の症状と似ています)☆早期に発見できれば完治できる可能性が高く、早めの受診が

重要です。○50~60 歳代の男性に多い傾向があります。

○塩辛いものや喫煙等が胃がんの危険因子と言われています。

 

出典:国立がんセンターホームページ「がん情報サービス」

 

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胃がんは日本人が最も多くかかるがんです。男性はおよそ9人にひとり、女性はおよそ18人にひとりが、

一生のうちに胃がんと診断されています。 胃がんはかつて日本人のがんによる死亡数の第1位でしたが、

最近は診断方法と治療方法が向上し、男性では肺がんに続き第2位、女性は第3位となっています。

男性では30,809人、女性は15,870人の方が胃がんで亡くなっています。

 

(2015年) 出典:人口動態統計2015年(厚生労働省大臣官房統計情報部編)

 

胃がんが発生する原因については、多くの研究が行われており、いくつかのリスク要因が指摘されています。

 

多量の塩分・

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喫煙 ・

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多量の飲酒

アルコール

ヘリコバクターピロリ菌

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※ヘリコバクターピロリ菌 ピロリ菌は胃にとりついて炎症を起こす細菌です。

50歳以上の方は約70%以上の方がピロリ菌に感染しているとされています。

胃がんの危険因子のひとつとされますが、感染した人の全てが胃がんになるわけではありません。

 

 

 

インフルエンザワクチン

 

 

インフルエンザ予防接種実施中

 

小学校6年生までは2回接種をお勧めします

 

中学生からは1回接種で十分です

 

1回の接種料金は3000円です

 

 

厚生労働省の平成30年度インフルエンザQ&A には下記のように記載されております

 

【インフルエンザワクチンの接種について】

Q.20: ワクチンは1回接種でよいでしょうか?
  1. [1]13歳以上の方は、1回接種を原則としています(注1)
  2. ワクチンの添付文書には「13歳以上のものは1回または2回注射」と記載されていますが、
  3. 健康な成人の方や基礎疾患(慢性疾患)のある方を対象に行われた研究から、
  4. インフルエンザワクチン0.5mLの1回接種で、2回接種と同等の抗体価(注2)の上昇が
  5. 得られるとの報告があります※1、2。ただし、医学的な理由により(注1)
  6. 医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。
  7. なお、定期の予防接種(注3)は1回接種としています。

 

  1. [2]13歳未満の方は、2回接種です。
  2.  1回接種後よりも2回接種後の方がより高い抗体価の上昇が得られることから、
  3.  日本ではインフルエンザワクチンの接種量及び接種回数は次のとおりとなっています。
  4.  なお、1回目の接種時に12歳で2回目の接種時に13歳になっていた場合でも、
  5.  12歳として考えて2回目の接種を行っていただいて差し支えありません。
    • (1)6カ月以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種(注4)
    • (2)3歳以上13歳未満の方 1回0.5mL 2回接種
  6. [3]諸外国の状況について、世界保健機関(WHO)においては、
  7. ワクチン(不活化ワクチンに限る。)の用法において、
  8. 9歳以上の小児及び健康成人に対しては「1回注射」が適切である旨、見解を示しています。
  9. また、米国予防接種諮問委員会(US-ACIP)も、
  10. 9歳以上(「月齢6ヶ月から8歳の小児」以外)の者は「1回注射」とする旨を示しています。
  1. (注1)13歳以上の基礎疾患(慢性疾患)のある方で、
  2. 著しく免疫が抑制されている状態にあると考えられる方等は、
  3. 医師の判断で2回接種となる場合があります。
  4. (注2)抗体価とは、抗原と反応できる抗体の量であり、
  5. ウイルス感染やワクチン接種により体内で産生された
  6. 抗体の量を測定することで得られる値のことです。
  7. (注3)インフルエンザワクチンの定期接種の対象者については、Q28をご参照下さい。
  8. (注4)[2](1)について、一部のワクチンは、
  9. 「1歳以上3歳未満の方 1回0.25mL 2回接種」となります。

 

 

Q.21: ワクチンの効果、有効性について教えてください。

 

 インフルエンザにかかる時は、インフルエンザウイルスが口や鼻あるいは眼の粘膜から

体の中に入ってくることから始まります。

体の中に入ったウイルスは次に細胞に侵入して増殖します。

この状態を「感染」といいますが、ワクチンはこれを完全に抑える働きはありません。

 

 
ウイルスが増えると、数日の潜伏期間を経て、

発熱やのどの痛み等のインフルエンザの症状が出現します。

この状態を「発病」といいます。

インフルエンザワクチンには、この「発病」を抑える効果が一定程度認められていますが、

麻しんや風しんワクチンで認められているような高い発病予防効果を

期待することはできません。

発病後、多くの方は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳症等の重い合併症が現れ、

入院治療を必要とする方や死亡される方もいます。

これをインフルエンザの「重症化」といいます。

特に基礎疾患のある方や高齢の方では重症化する可能性が高いと考えられています。

インフルエンザワクチンの最も大きな効果は、「重症化」を予防することです。

 

 
国内の研究によれば、65歳以上の高齢者福祉施設に入所している高齢者については

34~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています※1

 
「インフルエンザワクチンの有効性」は、ヒトを対象とした研究において、

「ワクチンを接種しなかった人が病気にかかるリスクを基準とした場合、

接種した人が病気にかかるリスクが、『相対的に』どれだけ減少したか」

という指標で示されます。

6歳未満の小児を対象とした2015/16シーズンの研究では、

発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています※2。

「インフルエンザ発病防止に対するワクチン有効率が60%」とは、下記の状況が相当します。
・ワクチンを接種しなかった方100人のうち30人がインフルエンザを発病(発病率30%)
・ワクチンを接種した方200人のうち24人がインフルエンザを発病(発病率12%)
→ ワクチン有効率={(30-12)/30}×100=(1-0.4)×100=60%
ワクチンを接種しなかった人の発病率(リスク)を基準とした場合、

接種した人の発病率(リスク)が、「相対的に」60%減少しています。

すなわち、ワクチンを接種せず発病した方のうち60%(上記の例では30人のうち18人)は、

ワクチンを接種していれば発病を防ぐことができた、ということになります。

 
現行のインフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、

というものではありません。

しかし、インフルエンザの発病を予防することや、

発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

 

 

Q.22: 昨年ワクチンの接種を受けましたが今年も受けた方がよいでしょうか?

 

インフルエンザワクチンは、そのシーズンに流行することが予測されると判断されたウイルスを

用いて製造されています。このため、昨年インフルエンザワクチンの接種を受けた方であっても、

今年のインフルエンザワクチンの接種を検討して頂く方が良い、と考えられます。

 

 

Q.23: 乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えて下さい。

 

現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、

感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発病を一定程度予防することや、

発病後の重症化や死亡を予防することに関しては、

一定の効果があるとされています。

 
乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、

概ね20~60%の発病防止効果があったと報告されています。

また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます。

 
しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためには、ワクチン接種に加え、

御家族や周囲の大人たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、

流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、

乳幼児がインフルエンザウイルスへ曝露される機会を

出来るだけ減らす工夫も大切です。

 

 

Q.26: インフルエンザワクチンの接種はいつ頃受けるのがよいですか?

 

日本では、インフルエンザは例年12月~4月頃に流行し、

例年1月末~3月上旬に流行のピークを迎えますので、

12月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。

 

 

【副反応等について】

 

Q.33: インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)には、
どのようなものがありますか?

 

 免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。

これを副反応といいます。季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応には、

接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。

接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。

 
全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。

接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でなくなります。

 
また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状

(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。

ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、

比較的すぐに起こることが多いことから、

接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。

また、帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。

 
そのほか、重い副反応(注1)の報告がまれにあります。

ただし、報告された副反応の原因がワクチン接種かどうかは、

必ずしも明らかではありません。インフルエンザワクチンの接種後に報告された

副反応が疑われる症状等については、順次評価を行い、公表していきます。

 

 

表 インフルエンザワクチン接種後の副反応疑い報告として医師に報告が義務付けられている症状と

接種から症状発生までの期間

インフルエンザ 1. アナフィラキシー
2. 急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
3. 脳炎・脳症
4. けいれん
5. 脊髄炎
6. ギラン・バレ症候群
7. 視神経炎
8. 血小板減少性紫斑病
9. 血管炎
10. 肝機能障害
11. ネフローゼ症候群
12. 喘息発作
13. 間質性肺炎
14. 皮膚粘膜眼症候群
15. その他の反応
4時間
28日
28日
7日
28日
28日
28日
28日
28日
28日
28日
24時間
28日
28日

(予防接種後副反応疑い報告書より抜粋)

 

 

Q.35: インフルエンザワクチンの接種によって、インフルエンザを発症することはありますか?

 

 ありません。

インフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。

不活化ワクチンは、インフルエンザウイルスの感染性を失わせ、

免疫をつくるのに必要な成分を取り出して作ったものです。

 
したがって、ウイルスとしての働きはないので、

ワクチン接種によってインフルエンザを発症することはありません。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍

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十二指腸潰瘍

 

DU

 

 

胃潰瘍の経過

 

 

●胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)とは

食べ物の通り道である消化管(口から肛門まで)の内側は、粘膜で被われています。

粘膜の下は粘膜筋板、粘膜下層、筋層、漿(しょう)膜といった部分で構成されており、

消化管の壁を形成しています。

「潰瘍」とは、このような消化管の壁がさまざまな原因によって傷つけられ、えぐられた状態を示します。

一般的に,このような粘膜の傷が粘膜下層より深くなった状態を「潰瘍」、

粘膜下層に達しない状態を「びらん」と呼んでいます。

したがって,胃潰瘍と十二指腸潰瘍はそれぞれ胃や十二指腸にできた潰瘍ということになります。

筋層や漿膜に到る深い潰瘍になると、胃や十二指腸の壁に孔(あな)が空いて

内容物(食べ物が胃酸で消化されている状態)がもれ出てしまい

〔穿孔(せんこう)性潰瘍〕、腹膜炎を起こします。

こういった状態になると,命にもかかわってきます。

近年では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は薬で治すことができるようになりましたが、

一方では再発しやすい病気として知られています。

とくに、何回も再発を繰り返していると、潰瘍が、がんになる可能性もありますので、

医師の指示を良く守り薬を飲むようにして下さい。

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びらんと潰瘍
(びらんや潰瘍という言葉は、皮膚の病気や消化管以外の粘膜の病気でも使われます)

 

<原因>

胃酸の消化作用によって、自分の粘膜が攻撃されるために起こります。

胃粘膜を守る働き(表面上皮と粘液)と胃粘膜を攻撃する力

(胃液中の胃酸やペプシン)のバランスがくずれ、攻撃側が優位になった状態によるものです。
また、胃潰瘍の70~90%でヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)が発見されています。

ピロリ菌ってなんですか?

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ピロリ菌のせいで胃が痛くなるのですか?
潰瘍とピロリ菌は関係があるのですか?
また、対処法はありますか?

1.ピロリ菌とは

胃の粘膜に生息している細菌です。

2.ピロリ菌の感染経路

衛生環境が感染に影響している。例えば、上下水道の普及が十分でない場合、口から進入する。
若者に感染者が少なく、40歳以上では約80パーセントの人が感染していると言われている。
これは、衛生設備(浄水設備や水洗トイレ等)の普及に恵まれた

環境に育った世代かどうかが関係しているので

あまり神経質にならなくてもよいと言われている。

 

3.ピロリ菌による病気

ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発生することがある。
但し、ピロリ菌保菌者(日本人では約6千万人)が

すべてこれらの病気にかかるわけではなく、酒、タバコ、ストレスが
原因で潰瘍になることがある。

 

4.ピロリ菌の有無の検査方法

①検査用の薬を飲み、ポリ袋に息を吹き込み、その息を検査する。 ②内視鏡を使う方法等など

5.ピロリ菌の除菌方法

2種類の抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用し、

4週間後に
除菌できたかをもう一度検査する。(除菌率90パーセントと言われている)

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状

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【胃が痛い】
胃潰瘍の自覚症状の約9割が胃の痛みと言われており、食後に上腹部が痛み出します。

(空腹時に胃が痛い場合は十二指腸潰瘍の疑いがあります。)

また、ストレスを感じた時に胃が痛くなることもあります。

胃の痛みが強いほど、胃潰瘍の症状が悪いわけではなく、個人差があり、

全く痛くないまま症状が悪化して胃に穴が開いてから激痛を起こす場合もあります。

げんいん

【吐き気・食欲不振】
胃潰瘍になると、胃液過多になり、胃液が食道に逆流して胸やけを起こし、

吐き気や嘔吐、食欲不振になることがあります。

 

【吐血】
胃酸によってどす黒くなった血を吐きます。
胃潰瘍で吐血した場合、出血性胃潰瘍になっている可能性があります。
吐血は胃潰瘍のできた胃粘膜の中の血管が胃酸によって破れてしまうのが原因です。
出血すると、胃に激痛が走り、冷や汗、血圧低下なども伴います。

けつべん

【血便】
「タール便」というどす黒い便が出ます。
胃潰瘍で血便になった場合、出血性胃潰瘍になっている可能性があります。
血便は、胃潰瘍のできた胃粘膜の血管が胃酸により破れてしまうのが原因です。
血便は気づかないことが多く、貧血になってやっと

出血性胃潰瘍になっていると気づくことも少なくありません。
また、血便は、胃癌や大腸ガンの恐れもあります。

大量に下血する場合は、すぐに病院で検査をする必要があります。

ようつう

【背中の痛み】
胃潰瘍は胃粘膜が炎症を起こすものですが、膵臓(すいぞう)にまで炎症が及ぶと

背中が痛くなり腰痛になることがあります。

 

<検査>

X線造影検査:
潰瘍の輪郭、潰瘍のまわりの粘膜・胃壁の様子を観察します。

内視鏡検査:
潰瘍の状態を観察し、病気がどのレベルまで進んでいるか観察します。

 

<治療>

生活習慣の改善:
過労やストレスを避けます。出血や胃痛など症状のひどいときは、禁酒、禁煙

また、胃酸の分泌を促進する食べ物(焼肉、コーヒー、濃い紅茶や緑茶、アルコール、強い香辛料)

をひかえるようにします。

脂肪性の食品や繊維の多い食べ物は、消化に負担がかかるので、避けるほうが賢明でしょう。

同時に食事時間が不規則にならないように注意します。

 

薬物療法:
胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を修復する薬剤により治療します。
ピロリ菌に感染し、再発を繰り返している場合には、

胃酸分泌を抑制する薬と2種類の抗生物質を使用した

「ピロリ菌の除菌療法」が行われています。

完治した後も再発を防ぐため、胃酸の分泌を抑制する薬や胃粘膜を修復する薬を継続してのみます。

 

手術:
出血性の潰瘍の場合は、内視鏡的止血法が多く行われるようになっています。

そのため、従来の外科的治療は激減しています。

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の食事療法のポイント


 

★ 食事療法の基本 ★
たんぱく質は良質のものを十分にとる。
◇ 卵、乳製品、白身魚、脂肪の少ない肉、豆腐などをとる。
胃内滞留時間の短いものをとる。
◇ 牛、豚などの脂身、脂肪の多い魚、ハム、ベーコン、天ぷらなどは胃内滞留時間が長い。
繊維の多いものや、硬いものは避ける。
◇ たけのこ、ごぼう、れんこん、ひじき、椎茸など繊維の多い野菜を控える。
◇ いか、たこ、貝類、硬い豆類などの硬い食品を控える。
糖質はエネルギー源の中心になるので、消化吸収の良い形のものを選らぶ。
◇ 主食をしっかり食べる。白米、食パン、うどんなどがよい。玄米、赤飯、ラーメンは控える。
良質の脂質を適量とる。量が多いと長時間胃に滞留する。
◇ バター、マヨネーズ、卵黄などがよい。
香辛料や香辛食品などの刺激物は避ける。
◇カレー、唐辛子、わさび、アルコール、炭酸飲料などは避ける。

熱いもの、冷たいものは避ける。

よくかんで規則正しい生活を送る。

…避けたい刺激性食品…
アルコール
・胃酸の分泌を亢進させます。
タバコ
 
 ↓
基本的には
禁煙にしましょう!
・胃酸の分泌を亢進させます。・粘膜の血流循環に障害が起こり、胃の粘膜を守る働きが弱くなります。・一酸化炭素による粘膜の酸素欠乏がおこり、胃の粘膜を守る働きが弱くなります。
カフェイン ・コーヒー、紅茶、抹茶、ココアなどはカフェイン含量が多く、胃酸の分泌を亢進させます。『どうしてもコーヒーが飲みたい!』という方へ…

*できるだけ薄いコーヒーにしましょう。

*空腹時を避けましょう。

*何杯も飲まないようにしましょう。

*ミルクを入れるようにしましょう。

炭酸飲料
・サイダー、コーラ、ビール、ラムネなどの炭酸飲料は胃酸の分泌を亢進させます。・炭酸のガスが胃の中の容量を増大させ、潰瘍部を悪化させます。
香辛料・かんきつ類 ・香辛料、ニラ、にんにくなどの香りの強い野菜。→味付けは薄くしましょう。・夏ミカン、レモンのような酸味の強いかんきつ類。・酢や梅干などの酸味。
熱いもの
冷たいもの
・極端に熱いものや、冷たいものが刺激になります。・食べるときは、一度口に含んで、ぬるくしてからゆっくり食べるようにし、食べ過ぎないようにしましょう
1日の食事のとり方例
朝食 昼食 間食 夕食
軟らかごはん
みそ汁
オムレツ
皮むきトマト
お浸し
トースト
鶏肉のハンバーグ
人参甘煮
粉ふき芋
茹で野菜サラダ
牛乳
牛乳
果物
ビスケット
軟らかごはん
煮魚
奴豆腐
煮物

当院での胃カメラ・大腸カメラの実施方法

①当院での胃カメラの実施方法


胃カメラの説明します。

「胃カメラ」は、正式名称を上部消化管内視鏡検査といいます。

内視鏡とよばれる小型のカメラを口から入れて、食道、胃、十二指腸と順に状態を観察していきます。

消化器内の様子は検査室内にあるテレビ画面に映し出されて、

医師はそれを見ながら細かな部分まで病変があるかないか、また病変の大きさ、広がり具合などを確認します。

こうして、病気を発見することができます。

口から「胃カメラ」を挿入する検査方法は、受ける側にとっては恐怖なのです。

というのは、「胃カメラ」がいくら細くやわらかくなったとはいえ、喉の反射によって、

無意識に吐き出そうとしてしまいます。  このため、“オエッ”となってしまいます。

喉を通って中に入ってしまえばラクにはなりますが、 それでも気持ち悪さは続く…という人が多いでしょう。

その苦痛を和らげるための方法として、先端の細さがやく5ミリという「胃カメラ」が開発され、

最近では口からではなく、鼻から入れる検査方法を取り入れている病院も増えてきました。

鼻からの「胃カメラ」なら、苦しさや辛さがかなり軽減されます。

但し、当院では口からだろうが、鼻からだろうが、 基本的に患者さんを点滴を使って、

眠らせた状態で検査を行うので、まず苦痛はないと思います。

というわけで、検査手順を説明していきましょう。

服用している薬があったり、心臓の病気や緑内障、前立腺肥大症など何か病気をもっている場合は、

前もってその旨を教えてください。

検査前日 当院では検査前日の食事制限はしていません。

検査当日 まずは、胃の中の泡を消す薬(ガスコンシロップ)を飲みます。

次に喉の麻酔をします。

ゼリー状の麻酔薬(キシロカインゼリー)を喉の奥のほうで10分間含んでいただき、喉元の感覚をマヒさせます。

10分後キシロカインゼリーを吐き出していただきます。

口の中にたまったツバも飲み込もうとせず、外に吐き出してください。

その後、もう一度、喉元に麻酔スプレー(キシロカインスプレー)を噴霧します。

そして、最後に口を開けてもらい、マウスピースを噛んでもらいます。

あとは何もしなくてもいいです。

鎮痛薬入りの点滴が効いてきますから、いつの間にか、うとうとしていき、軽い眠りに入ります。

そして、お名前を呼んで、目が覚めたときには、すでに検査は終わっています。

いつの間にかはじまって、いつの間にか終わっています。

特に異状がなけれが、胃カメラが体内に挿入されている時間は、5分以内です。

検査後 検査が終わっても約1時間は、検査終了後の仮眠用ベッドでゆっくり休んでください。

とてもいい気持ちだそうです。     

十分に目が覚めてから、検査結果について説明をします。

その後帰宅となります。

 

 ②当院での大腸カメラの実施方法

大腸内視鏡検査を受けるにあたって最も重要なことは、

自宅にて検査の前に大腸の中の便を、くまなく、殆どすべて体外へ排出させておくことです。

便が大腸内に残っていたのでは、細かい病変を見逃すことになり、折角の検査が台無しになります。

そのためには、検査前日の夕食が重要になります。

便を作らないような食事にする必要があります。

具体的には下記の注意事項に留意してください。

検査前日の夕食(できるだけ軽食に)

飲んでいいもの:

水、お茶、ウーロン茶、紅茶、コーヒー(砂糖可、ミルク不可)、炭酸飲料、スポーツ飲料、味噌汁のつゆ

食べていいもの:

素うどん、素そば、パン1~2枚、お粥1~2杯 豆腐、卵、白身魚、澄まし汁、コンソメスープ、具のない味噌汁

飲んではいけないもの:

牛乳、実のあるジュース

食べてはいけないもの

肉類、野菜類、海藻類、きのこ類、こんにゃく、ごま、とうもろこし、豆類

勿論、 これだけでは大腸の中の便は無くなりませんので、便を殆どすべて出して、大腸の中を空っぽにするには、

これから説明するマグコ ロールPという下剤を飲まなければなりません。

 このマグコ ロールP 自体は、白い粉末なのですが、このままでは飲めないので、

夕食後、容器の中に水1800mlを入れ中の白い粉末を充分に溶かして、

大腸内視鏡検査用下剤:マグコロールP 1800mlを作ってください。


検査前夜は、マグコロールP 1800mlを飲んでください。

 就寝2時間ぐらい前から、ゆっくり飲み始めてください。

コップ1杯(180ml)を10分間隔で飲んでください。

コップ10杯分(180ml×10=1800ml)に相当します。

つまり100分かけて1800mlを飲むことになります。(10分×10=100分)

飲む量が多いのは大変申し訳ないのですが、ポカリスエットに似た、

酸味のあるジュースのような味がしますので、

思ったよりは美味しいのではないかと思います。

但し、反応が良い方は、深夜から排便が始まることもあります。

 

検査当日( 月 日 )は、朝食は食べないでください。


その際常用されている血圧、心臓の薬は飲んでください。

糖尿病の薬は飲まないでください。

早朝起床後よりマグコロールP1800mlを飲み始めてください。飲み方は前夜とまったく同様です。

マグコ ロールPを飲み終わったら、頻繁にトイレに行くことになります。

10回ぐらいトイレに行ったら、最終的に水洗トイレの底が見え、ウーロン茶や紅茶のような便になります。

そうなれば、大腸内視鏡検査が可能になります。便意が充分に治まってから予約時間迄に当院にお越し下さい。

病院来院後は、内視鏡室で専用の検査衣に着替えていただきます。

そして、検査ベッドに横たわり、検査中の痛みをなくすための鎮静剤入りの点滴を開始します。

点滴開始後、徐々に眠くなっていきます。うとうとしかけたところで検査開始となりますが、

この時点で既に夢の中に居る状態になっているので、まず痛みを感じることはありません。

上図のような格好で検査が始まります。

検査は肛門から内視鏡を挿入し、大腸内をくまなく観察します。所要時間は人それぞれです。

5-10分で終わる方もいれば、30-40分かかる方もおられます。

但し、どちらにしても検査中の痛みはまず無いはずです。いつのまにか始まって、いつのまにか終わっています。

『内視鏡が体に入っている感覚すらない』と体験者の大半の方は言われます。

無事検査終了後は、1-2時間は仮眠用のベッドでお休みいただいています

十分に目が覚めてから、検査結果について説明をします。その後、帰宅になります。


山口県岩国市尾津町1-12-29
074_telephone 0827-34-0303