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胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃潰瘍

GU

 

 

十二指腸潰瘍

 

DU

 

 

胃潰瘍の経過

 

 

●胃潰瘍(いかいよう)、十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)とは

食べ物の通り道である消化管(口から肛門まで)の内側は、粘膜で被われています。

粘膜の下は粘膜筋板、粘膜下層、筋層、漿(しょう)膜といった部分で構成されており、

消化管の壁を形成しています。

「潰瘍」とは、このような消化管の壁がさまざまな原因によって傷つけられ、えぐられた状態を示します。

一般的に,このような粘膜の傷が粘膜下層より深くなった状態を「潰瘍」、

粘膜下層に達しない状態を「びらん」と呼んでいます。

したがって,胃潰瘍と十二指腸潰瘍はそれぞれ胃や十二指腸にできた潰瘍ということになります。

筋層や漿膜に到る深い潰瘍になると、胃や十二指腸の壁に孔(あな)が空いて

内容物(食べ物が胃酸で消化されている状態)がもれ出てしまい

〔穿孔(せんこう)性潰瘍〕、腹膜炎を起こします。

こういった状態になると,命にもかかわってきます。

近年では、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は薬で治すことができるようになりましたが、

一方では再発しやすい病気として知られています。

とくに、何回も再発を繰り返していると、潰瘍が、がんになる可能性もありますので、

医師の指示を良く守り薬を飲むようにして下さい。

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びらんと潰瘍
(びらんや潰瘍という言葉は、皮膚の病気や消化管以外の粘膜の病気でも使われます)

 

<原因>

胃酸の消化作用によって、自分の粘膜が攻撃されるために起こります。

胃粘膜を守る働き(表面上皮と粘液)と胃粘膜を攻撃する力

(胃液中の胃酸やペプシン)のバランスがくずれ、攻撃側が優位になった状態によるものです。
また、胃潰瘍の70~90%でヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)が発見されています。

ピロリ菌ってなんですか?

pylori

ピロリ菌のせいで胃が痛くなるのですか?
潰瘍とピロリ菌は関係があるのですか?
また、対処法はありますか?

1.ピロリ菌とは

胃の粘膜に生息している細菌です。

2.ピロリ菌の感染経路

衛生環境が感染に影響している。例えば、上下水道の普及が十分でない場合、口から進入する。
若者に感染者が少なく、40歳以上では約80パーセントの人が感染していると言われている。
これは、衛生設備(浄水設備や水洗トイレ等)の普及に恵まれた

環境に育った世代かどうかが関係しているので

あまり神経質にならなくてもよいと言われている。

 

3.ピロリ菌による病気

ピロリ菌に感染すると胃に炎症を起こし、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を発生することがある。
但し、ピロリ菌保菌者(日本人では約6千万人)が

すべてこれらの病気にかかるわけではなく、酒、タバコ、ストレスが
原因で潰瘍になることがある。

 

4.ピロリ菌の有無の検査方法

①検査用の薬を飲み、ポリ袋に息を吹き込み、その息を検査する。 ②内視鏡を使う方法等など

5.ピロリ菌の除菌方法

2種類の抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用し、

4週間後に
除菌できたかをもう一度検査する。(除菌率90パーセントと言われている)

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状

げんいん

【胃が痛い】
胃潰瘍の自覚症状の約9割が胃の痛みと言われており、食後に上腹部が痛み出します。

(空腹時に胃が痛い場合は十二指腸潰瘍の疑いがあります。)

また、ストレスを感じた時に胃が痛くなることもあります。

胃の痛みが強いほど、胃潰瘍の症状が悪いわけではなく、個人差があり、

全く痛くないまま症状が悪化して胃に穴が開いてから激痛を起こす場合もあります。

げんいん

【吐き気・食欲不振】
胃潰瘍になると、胃液過多になり、胃液が食道に逆流して胸やけを起こし、

吐き気や嘔吐、食欲不振になることがあります。

 

【吐血】
胃酸によってどす黒くなった血を吐きます。
胃潰瘍で吐血した場合、出血性胃潰瘍になっている可能性があります。
吐血は胃潰瘍のできた胃粘膜の中の血管が胃酸によって破れてしまうのが原因です。
出血すると、胃に激痛が走り、冷や汗、血圧低下なども伴います。

けつべん

【血便】
「タール便」というどす黒い便が出ます。
胃潰瘍で血便になった場合、出血性胃潰瘍になっている可能性があります。
血便は、胃潰瘍のできた胃粘膜の血管が胃酸により破れてしまうのが原因です。
血便は気づかないことが多く、貧血になってやっと

出血性胃潰瘍になっていると気づくことも少なくありません。
また、血便は、胃癌や大腸ガンの恐れもあります。

大量に下血する場合は、すぐに病院で検査をする必要があります。

ようつう

【背中の痛み】
胃潰瘍は胃粘膜が炎症を起こすものですが、膵臓(すいぞう)にまで炎症が及ぶと

背中が痛くなり腰痛になることがあります。

 

<検査>

X線造影検査:
潰瘍の輪郭、潰瘍のまわりの粘膜・胃壁の様子を観察します。

内視鏡検査:
潰瘍の状態を観察し、病気がどのレベルまで進んでいるか観察します。

 

<治療>

生活習慣の改善:
過労やストレスを避けます。出血や胃痛など症状のひどいときは、禁酒、禁煙

また、胃酸の分泌を促進する食べ物(焼肉、コーヒー、濃い紅茶や緑茶、アルコール、強い香辛料)

をひかえるようにします。

脂肪性の食品や繊維の多い食べ物は、消化に負担がかかるので、避けるほうが賢明でしょう。

同時に食事時間が不規則にならないように注意します。

 

薬物療法:
胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜を修復する薬剤により治療します。
ピロリ菌に感染し、再発を繰り返している場合には、

胃酸分泌を抑制する薬と2種類の抗生物質を使用した

「ピロリ菌の除菌療法」が行われています。

完治した後も再発を防ぐため、胃酸の分泌を抑制する薬や胃粘膜を修復する薬を継続してのみます。

 

手術:
出血性の潰瘍の場合は、内視鏡的止血法が多く行われるようになっています。

そのため、従来の外科的治療は激減しています。

 

胃潰瘍・十二指腸潰瘍の食事療法のポイント


 

★ 食事療法の基本 ★
たんぱく質は良質のものを十分にとる。
◇ 卵、乳製品、白身魚、脂肪の少ない肉、豆腐などをとる。
胃内滞留時間の短いものをとる。
◇ 牛、豚などの脂身、脂肪の多い魚、ハム、ベーコン、天ぷらなどは胃内滞留時間が長い。
繊維の多いものや、硬いものは避ける。
◇ たけのこ、ごぼう、れんこん、ひじき、椎茸など繊維の多い野菜を控える。
◇ いか、たこ、貝類、硬い豆類などの硬い食品を控える。
糖質はエネルギー源の中心になるので、消化吸収の良い形のものを選らぶ。
◇ 主食をしっかり食べる。白米、食パン、うどんなどがよい。玄米、赤飯、ラーメンは控える。
良質の脂質を適量とる。量が多いと長時間胃に滞留する。
◇ バター、マヨネーズ、卵黄などがよい。
香辛料や香辛食品などの刺激物は避ける。
◇カレー、唐辛子、わさび、アルコール、炭酸飲料などは避ける。

熱いもの、冷たいものは避ける。

よくかんで規則正しい生活を送る。

…避けたい刺激性食品…
アルコール
・胃酸の分泌を亢進させます。
タバコ
 
 ↓
基本的には
禁煙にしましょう!
・胃酸の分泌を亢進させます。・粘膜の血流循環に障害が起こり、胃の粘膜を守る働きが弱くなります。・一酸化炭素による粘膜の酸素欠乏がおこり、胃の粘膜を守る働きが弱くなります。
カフェイン ・コーヒー、紅茶、抹茶、ココアなどはカフェイン含量が多く、胃酸の分泌を亢進させます。『どうしてもコーヒーが飲みたい!』という方へ…

*できるだけ薄いコーヒーにしましょう。

*空腹時を避けましょう。

*何杯も飲まないようにしましょう。

*ミルクを入れるようにしましょう。

炭酸飲料
・サイダー、コーラ、ビール、ラムネなどの炭酸飲料は胃酸の分泌を亢進させます。・炭酸のガスが胃の中の容量を増大させ、潰瘍部を悪化させます。
香辛料・かんきつ類 ・香辛料、ニラ、にんにくなどの香りの強い野菜。→味付けは薄くしましょう。・夏ミカン、レモンのような酸味の強いかんきつ類。・酢や梅干などの酸味。
熱いもの
冷たいもの
・極端に熱いものや、冷たいものが刺激になります。・食べるときは、一度口に含んで、ぬるくしてからゆっくり食べるようにし、食べ過ぎないようにしましょう
1日の食事のとり方例
朝食 昼食 間食 夕食
軟らかごはん
みそ汁
オムレツ
皮むきトマト
お浸し
トースト
鶏肉のハンバーグ
人参甘煮
粉ふき芋
茹で野菜サラダ
牛乳
牛乳
果物
ビスケット
軟らかごはん
煮魚
奴豆腐
煮物