岩国市の内科、胃腸内科、消化器内科、肛門科 やましたクリニック

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機能性ディスペプシアの生活指導と治療

生活指導

特に重要なのは、胃に負担をかけない食べ方。

機能性ディスペプシアの症状は、食生活をはじめとした生活習慣とも密接な関係があります。

糖質やタンパク質は1gあたり4kcalですが、脂質は1gあたり9kcalもあります。

胃には、摂取カロリーに応じて胃からの排出速度を調整する働きがあり、

カロリーの高い脂質の多い食事は胃の動きを抑制してしてゆっくりと排出されるため

胃もたれなどの症状が起こりやすくなります。

また、脂質には胃と食道のつなぎ目の筋肉(下部食道括約筋)を緩める作用もあり、

逆流が起きやすくなる原因にもなります。

揚げ物、炒め物、生クリーム、クッキー、ナッツ類など

脂質の多い食事を避けるよう心がけることが大切です。

また、アルコールや香辛料、炭酸飲料、コーヒー、冷たいものなどは

胃酸の分泌を刺激し、症状を悪化させることがあるため控えた方がよいとされています。

食事をよく噛みゆっくりと摂ることも、症状を和らげるために有効とされます。

食べ物をみる、匂いを嗅ぐ、味わうことやよく咀嚼(そしゃく)することで迷走神経が刺激さ

れて胃の運動や分泌を促すため、胃が食べ物を受け容れたり、排出したりする働きが活発にな

ります。

また、食べ物はゆっくり胃の中に入れることも大事です。

食べ物を摂取すると、胃がそれに合わせて徐々に膨らむ適応性弛緩(てきおうせいしかん)は

食事開始から約15〜20分で強まるといわれており、早食いをして膨らんでいない状態の胃に

一気に食べ物を入れると、胃に大きな負担となりますが、ゆっくり食べることで胃も合わせて

膨らむので、胃が食べ物を負担なく受け容れられます。

お腹いっぱい食べずに腹八分目にしましょう。

食べてからすぐ活発に動くのは消化に悪いので、休憩を30分間とるなどしてすぐ動き回らな

いようにしましょう。

さらに1回に食べる量を減らし回数を増やすことで症状を改善させることができる場合もあり

ます。

必ずしも1日3食にこだわらずに、一度に十分な量を食べることができない場合には少なめの量

を、回数を増やして摂るなど工夫するようにしましょう。

また、自律神経の働きを高めて、自律神経を元に戻すことも大切です。

そのためには、十分な睡眠をとり、ウォーキングなど適度な運動を行い、禁煙することが大事

です。

こうした対策を1週間続けても改善がみられなければ、消化器内科など、早めに医療機関を受

診してください。

薬物療法

機能性ディスペプシアと診断されて、生活習慣の見直しを1週間程度続けたものの一向に改善

の兆しがないようなら、のみ薬による治療を行います。


早期満腹感や胃もたれがある場合は、胃の動きを促す働きがあり、胃もたれや早期飽満感(食

事開始後すぐに胃がいっぱいになってそれ以上食べられなくなること)などの症状を抑える消

化管運動改善薬やアコチアミドを使います。アコチアミドは、機能性ディスペプシアの治療薬

として、日本で初めて承認された薬です。

胃の痛みがある場合は、刺激を軽減するために胃酸の分泌を抑える薬をを使います。

(酸分泌抑制薬:胃酸の分泌を抑え、胃酸による胃の痛みや胸焼けの症状を抑えます)

また、胃もたれをはじめとした上腹部のさまざまな症状に対して、六君子湯(りっくんしとう)

という漢方薬の効果が期待できるとされています。

悩みやストレスなどの心理的な負担や、不安やうつなどの気分の不調が原因

と考えられる場合には、抗うつ薬や抗不安薬を使います。

症状が重い患者さんに対しては、一つの薬を処方するのではなく、

最初から複数の薬を併用してまずは十分に症状をコントロールした後に、

徐々に薬を減らしていく方法もあります。


治療を2~3週間続けても症状が改善しない場合は、消化器専門医のもとで、内視鏡検査を受

け、胃がんや胃潰瘍などの病気がないか詳しく調べたり、ピロリ菌検査を受けたりすることを

おすすめします。

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