血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の内側の壁を押す力のことです
心臓は、収縮と拡張を繰り返して血液を送り出しているので、
動脈の中の血圧は心臓の収縮、拡張に応じて上がったり下がったりします。
血液を全身に送り出すときには心臓が収縮し、
血管には強い圧力がかかっている状態となります。
心臓が収縮したときの血圧のことを最高血圧または収縮期血圧といいます。
一方、心臓が収縮したときの血圧は、最低血圧または拡張期血圧と呼ばれます。
高血圧とは、
血液が血管を通る際に血管壁に与える圧力が
正常より高く、慢性的に続く状態
のことをいいます。
血液の量が多ければ血管の壁には強い圧力がかかり、高血圧になります。
また、末梢の血管がなにかしらの理由で収縮したり、
または血管が硬く細くなると血圧が上がります。
高血圧になると血管に常に負担がかかるため、血管壁が傷ついたり
、血管の柔軟性がなくなり固くなったりして、動脈硬化を起こしやすくなります。
心臓病や脳卒中のリスクを高め、
心臓の機能が低下して心不全
となったりするため注意が必要です。
高血圧症(高血圧)とは、年齢や合併症によって基準は異なりますが、
一般的には
診察室で計測した
収縮期血圧が140mmHg以上または
拡張期血圧が90mmHg以上
の状態を指します。