甲状腺機能亢進症とは

甲状腺から甲状腺ホルモンが多量に分泌され、全身の代謝が高まる病気です。

バセドウ病とは、この病気を報告したドイツの医師の名前に由来するもので、
米国や英国では別の医師の名前をとってグレーブス病と呼んでいます。
血液中に
抗TSHレセプター抗体(TRAb)(自己抗体)
ができることが原因です。
抗TSHレセプター抗体(TRAb)= 抗TSH受容体抗体(TRAb)

自己抗体とは自己組織に対する抗体で、
自己抗体により引き起こされる病気は自己免疫疾患と言われ、
甲状腺疾患はその代表的なものです。
この抗体は、甲状腺の機能を調節している甲状腺刺激ホルモン(TSH)
というホルモンの情報の受け手であるTSHレセプターに対する抗体です。
TSHレセプターに対する抗体
が甲状腺を無制限に刺激するので、
甲状腺ホルモンが過剰につくられて
機能亢進症が起こります。
このTSHレセプターに対する抗体ができる原因はまだ詳細にはわかっていませんが、
甲状腺の病気は家族に同じ病気の人が多いことでもわかるように、
遺伝的素因が関係しています。
2024.01