今年は例年より早めにインフルエンザが流行し始めています。

インフルエンザウイルスの量は発症から12時間未満では検査に必要な量に到達せず、

48時間以降では排出量が減ってしまいます。

そのため、感染していても陰性判定となる可能性があります。

インフルエンザの症状が出ている場合は、

発症から12～48時間以内にクリニックを受診

して検査を受けるのがよいでしょう。

インフルエンザの検査キットは、

ウイルス量が一定量以上にならないと正しく診断できないため、

発症から12時間以降が望ましいのです。

また、

抗インフルエンザ薬は

発症から48時間以内に服用

を開始することで効果が期待できることがわかっています。

48時間以上過ぎてから

服用を開始しても

治療効果はほとんどない

と言われています。

ただし、子どものインフルエンザでは症状が急に悪化して重症化することがあるので、

気になる症状がある場合は経過時間にかかわらず早めに受診してください。

以下のような症状、状態に当てはまる場合は、

重症化リスクや、すでに重症化している恐れがあるため、

早めに受診したほうがよいでしょう。

• 熱が3日以上続いている
• 呼吸が苦しい（呼吸困難や息切れがある）
• 胸の痛みが続いている
• 嘔吐や下痢が続いている
• 症状が続いており、どんどん悪化している
• 顔色が青白い
• 意識状態に異変が起きている
• けいれんしている
• 持病がある
• 妊娠している
• 乳幼児、高齢者