大腸ポリープは大きく分けて、がんとは関係ない過形成性ポリープと、主にがんの芽といわれ
る腺腫性ポリープに分かれます。基本的に、過形成性ポリープは治療の対象とはなりません。
癌化する可能性がある腺腫性ポリープはポリープ切除の対象となります。
大腸ポリペクトミーは、きのこのように根元に茎やくびれのある有茎性ポリープ(腺腫)に
対し、ポリープの根部にループ状の高周波電流電気メス(スネア)を引っかけて切除する方法
です。 大腸ポリペクトミーの適応は5mm以上の有茎性ポリープ(腺腫)です。
病変の大きさは有茎性ポリープで頭部が20mm以下のものであれば安全に一括切除で
きます。
かなり大きな(10mm以上)有茎性大腸ポリープ
ポリープの基部にループ状の電気メス(スネア)を掛ける
高周波電流を流しながらポリープの基部を締めポリープを焼き切る
ポリープが切除された断端部。出血なし。