熱中症予防
暑さを避ける
室内では
- ・扇風機やエアコンで温度を下げ適温を保つようにする
- 午前中からエアコンを使って「室温28℃、湿度70%」以下を目安に居室の環境を整える
- ただしエアコンを切ったり入れたりすると、かえって電力を消費する。
- 風力を自動にして設定温度を高めに設定し、連続運転するほうが節電できる。
- エアコンの風が直接体に当たらないよう壁に向けたり水平に出したりし、
- サーキュレーターとしての機能や体に直接当てる目的のためには
- 扇風機を併用。
- 熱帯夜が連続する場合には、一晩中弱めにエアコンを入れたままにして、良い環境で
- ぐっすり寝る。ただし、エアコン使用中は乾燥するので、水分補給にも気を配る。
- ・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
- ・室温をこまめに確認
- 目立つところに温度計を置き、天気予報を参考にしながら、室温、湿度を管理
- 部屋の中にいるときには、すだれやカーテンで直射日光を遮る。
屋外では
- ・日傘や帽子の着用
- ・日陰の利用、こまめな休憩
- ・天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
- 高温高湿度での運動や労働を避ける
からだの蓄熱を避けるために
- 通気性のいい綿や麻の素材の服や給水速乾タイプの下着を身につけることで、
- 体の熱や湿気をこもりにくくすることができる。
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
- 体を冷やす場合には、首や脇、足の付け根など動脈が近い場所を冷やすと良い
- 太い血管がある場所(首、脇の下、足の付け根)を冷やすことで、体の表面だけでなく体全体を効率良く冷やすことができる。
- 血管の部位でなく体全体を冷やす場合には、冷たすぎる水をかけるのは避けたほうが良い
- 体の表面だけを冷やすとかえって汗が出なくなり、また血管が縮こまってしまうために熱が体内にこもってしまうため。
- 常温からぬるま湯程度、触っても冷たくない程度の水が好ましい。
- おでこや首筋などを局所的に冷やすだけであれば、冷水でも問題ない。
- また扇風機は、冷たい風を送るだけでなく、汗を蒸発させる際に体の熱を空気中に放出してくれるため有効。
- 運動による熱中症の場合には、水風呂に浸かることが一番早く体温が下がり有効。
- 医療機関では胃や膀胱内へ冷水を注入して冷却する場合もある。
熱中症予防には、
3度の食事をしっかりとることが大切です。
日本人の食事は塩分が多いので、食事がきっちりとれていれば、
水分、塩分、栄養は足りています。
こまめに水分を補給する
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、
こまめに水分・スポーツドリンクなどを補給しましょう
水分だけでなく塩分も補給する
「経口補水液(OS-1など)」や「スポーツ飲料に食塩を少量加えたもの
(1Lに対して食塩小さじ1/2程度)」を摂取させる
暑い日の激しい肉体労働やスポーツで大量の汗をかく場合は、
梅干しや塩飴などで塩分補給も必要。
夜中にトイレに起きたくないからと、寝る前に飲水を控えるのは、熱中症には逆効果。
むしろトイレに起きた時にコップ1杯、朝起きた時にまた1杯の水分補給を心がけましょう。
<運動をする>
涼しい時間帯を選んでウオーキングなどの運動を行い、
汗をかくことに体を慣らしておくことも効果的です。
睡眠と休息はしっかりとりましょう
十分な睡眠時間を確保し、しっかり休息することも大事な項目です。
夏バテで食欲が落ちることもありますが、バランスの良い食事をこころがけ、
元気な体づくりをしていきましょう。
暑い日に活発な活動をするときは、休憩をはさむことも忘れないでください。