主な症状は
排便により改善する腹痛や腹部の不快感、
便秘や下痢などの便通異常で、
ストレスによって悪化する場合が多いです。
慢性的に( 1カ月以上)症状が持続し、症状を説明できる腹部の病気がありません。
重症になると、通勤電車に乗れないなど生活に大きな支障をきたすこともあります。
英名は irritable bowel syndrome(IBS)。予備軍ともいえる「下腹部痛」は6人に1人で、20~30歳代に多いです。
数は、多い順に、混合型>便秘型>下痢型。
下痢型は男性、便秘型は女性に多い。
下痢型
緊張状態の時やトイレに行けない状態の時に腹痛に襲われ下痢になってしまう
便秘型
お腹が痛いのに便が出ない。お腹が張って苦しい状態が続く
混合型
便秘型になったり下痢型になったりする。やっと便が出たと思ったら、下痢なことも。
分類不能型(ガス型)
おならがやたらと出る。おならが漏れる。お腹が常に張っている。
腹痛・下痢・便秘・お腹が張る感じ・お腹が何か気持ち悪い・ガス症状
・お腹がゴロゴロ鳴る・残便感などの他に
精神症状:不眠・不安感・抑うつなど
全身症状:頭痛・頭重感・疲れやすい・めまい間・背部痛・片こりなど
消化器症状:胃の痛み・胃もたれ・胸やけ嘔気・嘔吐・食欲不振など
が見られます。
悪化要因など
- すぐにトイレに行けない状況(急行電車など)で症状が悪化します。
- ストレス、緊張なども悪化要因となります。
- 朝、出かけるときに症状があり、夕方、帰るときには症状がないか、
- もしくは軽くなります。
- 眠っているときや休日には症状がありません。
排便すると腹痛が和らぐ、治まる
腹痛の症状があり、下痢(水っぽい)便が出る
腹痛の症状があり、強くいきまないと出ない
1日に3回以上の下痢(水っぽい)便が出る
排便が週に3回以下
下痢と便秘を交互に繰り返す
緊張や不安などのストレスでお腹が痛くなる
お腹が張っている
排便後に残便感が残る
出勤時に限って腹痛や便通異常が起こる
セルフチェックで1つでも当てはまる方は過敏性腸症候群かもしれません。
大腸カメラ検査なら過敏性腸症候群の確定診断が可能です。