コロナの最新の流行状況は(2025年2月時点)
厚生労働省からは定点当たりの報告が毎週されています。
2024年の第18週から7週連続で感染者が増加し、
第29週でピークを迎えその後少しずつ減少していました。
しかし、第45週からふたたび増加の傾向がみられます。
【感染状況】
令和7年第2週 | 令和7年第3週 | 令和7年第4週 | 令和7年第5週 | 令和7年第6週 |
1/6-1/12 | 1/13-1/19 | 1/20-1/26 | 1/27-2/2 | 2/3-2/9 |
7.08 | 5.62 | 6.06 | 6.06 | 5.82 |
これからもできる予防対策
第11波が押し寄せているなか、これからはインフルエンザに対しても
懸念しなければいけません。
コロナと上手く共存するためにも、感染予防は引き続き行いましょう。
- 手洗い、手指消毒
- 必要時のマスク
- 体調不良時の外出は避ける
- ワクチン接種
それぞれの感染予防策について、詳しく解説します。
手洗い、手指消毒
コロナの基本的な感染対策の1つが、手洗いと手指消毒です。
帰宅時や食事前などはこまめに手洗いをし、ウイルスを洗い落とすことが大切です。
【正しい手洗い方法】
- 水で手を濡らし、石鹸を手に取る
- 石鹸をよく泡立てる
- 手の甲を伸ばすように洗う
- 指先・爪の間を念入りに洗う
- 指の間を洗う
- 親指・手首を洗う
- 流水で石鹸を洗い流す
- タオルやペーパータオルで拭き取る
また、厚生労働省では、手洗いの後のアルコール消毒も推奨していますが、
手に水気が残っているとアルコールの効果が十分に得られない
可能性があると考えられています。
必ず清潔なタオルやペーパータオルで手を乾いた状態にしてから、
手指消毒を行ってください。
飲食店ではアルコールを設置している店舗も多いですが、
撤去しているお店も見かけるようになりました。
そのため、携帯用のアルコール消毒も持ち運んでおくと便利です。
必要時はマスク
医療機関を除いて基本的にマスクは着用しなくても問題ありませんが、
必要時すぐ使えるよう携帯しておきましょう。
電車の中や買い物では人口密度が高く、感染リスクも高くなります。
マスクはコロナだけでなく、インフルエンザ予防にも有効なので、
人が多い場所ではなるべく着用しておきましょう。
体調が悪いときは出かけない
体調不良のときは免疫力が落ち感染しやすい状態になっているので、
なるべく自宅で安静に過ごしましょう。
安静に過ごす上で重要なのは、十分な睡眠時間の確保です。
免疫力の向上に睡眠は大きく関わっているため、なるべく横になって休んでおきましょう。
また、辛いときは無理に我慢せず、医療機関へ受診し治療薬をもらいましょう。
「コロナかな?」と思ったらどうするべきか
コロナを疑ったときは、まずはかかりつけの医師に相談してください。
当日予約ができないケースもあるため、
電話やホームページなどでしっかり確認を取るとよいでしょう。
当日に検査が出来そうにないということが分かったら、発症日や経過を記録し、
可能であれば事前に検査キットで検査をおこないましょう。
新型コロナウイルス検査キットは、薬局やドラッグストア・ネット通販で購入可能です。
多くの種類が存在している検査キットですが、
薬剤師のいる薬局やドラッグストアでしか購入できない商品も存在します。
それらは国の承認を得ているため、
簡易的な検査キットより正確に結果を出すことができるでしょう。
検査キットで陽性と出た場合は結果を写真などで残し、
かかりつけ医や近くの医療機関へ受診してください。
陽性の場合は5日間の自宅療養が推奨されていますが、
外出時は感染対策を怠らないよう注意しましょう。
コロナウイルスに感染する一番の原因は?
新型コロナウイルス感染症は、
「飛沫感染(+エアロゾル感染)」と「接触感染」とが主な感染経路と考えられています。
これらの経路を遮断することで新型コロナウイルスへの感染を防止することができます。
飛沫感染とは、ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着
することとされています。
新型コロナウイルス感染症にかからない
ための対策
- 換気
- マスク着用
- 手洗い・手指消毒
- 咳エチケット
手の洗い方やマスクの着用方法について
マスクの最も重要な役割は、
咳エチケット(咳やくしゃみをする際には口をハンカチやティッシュ、
上着の袖などで覆い、飛沫を飛ばさないようにすることです。
また、使用したティッシュを捨てたり、鼻をかんだあとなどは石鹸で手を洗う
ことも重要です。
特に、人混みに入る場合や病院の受診などのリスクが高い場所などでは
不織布マスク(サージカルマスク)の使用をお勧めいたします。
また、家族が発症した場合は、家庭内でもマスクを着用することをお勧めします。
マスクは適切な使用方法が重要です。
鼻やあごを覆った適切な装着のほか、一度装着したマスクの表面には触れない、
外す時は耳にかかるゴムを触って外し、そのあと手を洗うなど取扱いに注意しましょう。
その他:禁煙する
- 喫煙は重症化の危険性が指摘されているため、禁煙をお勧めします。
コロナウイルスを放置するとどうなる?
多くの場合、咳・喉の痛み・発熱・鼻水などの症状が、
出現してから数日間続いたのち、徐々におさまっていきます。
ただし、肺炎などに発展するケースも一部あります。
重症化しやすい人、ワクチンが未接種の方などは特に要注意です。
なお、感染中に不用意に外出などをすると、周囲に感染を広げることになってしまいます。
コロナに感染してから何日で症状が出る?
国立感染症研究所の報告によると、オミクロン株において、
感染者との接触があった日から1〜10日目後に発症します。
その中でも、
接触から3日目までに50%、
7日目までに95%、
接触から10日目までに99%
の人が発症するようです。
コロナを疑うべき症状は?
新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)の初期症状は
発熱・せき・頭痛などがそれぞれ約2人のうち1人に、
のど痛・下痢がそれぞれ約5人のうち1人に症状が現れます。
鼻水は約13人のうち1人と意外に少ないです。
ほかにも重い症状など気になることがあれば医療従事者に相談し、
息ができなくなったり、胸の痛みが続いたり、顔や唇が青ざめたりした場合などは、
深刻なサインだとしてすぐに医療機関を受診するよう呼びかけています。
もし、発熱や呼吸器症状がでたら…

事前にかかりつけの担当医との間で決まりごと(電話で相談、近くの病院を受診するなど)
があれば、その指示に従ってください。
がんや高齢などの重症化の危険因子をお持ちの方は必ず早めに
担当医に相談・受診しましょう。
コロナの症状が出る順番は?
1.典型的な症状、経過は?
発熱や悪寒、だるさの風邪症状、
その後に咳や痰の呼吸器症状が現れ、
重症になれば
呼吸困難や胸部圧迫感、意識が朦朧
とする等の症状が現れます。
コロナの症状が悪化しているサインは?
【肺炎が悪化していると思われる症状】
- 明らかに呼吸の回数が増えている
- (1分間25回以上程度)
- 胸の痛みがある
- 唇が青紫色になっている(血液中の酸素が枯渇している「チアノーゼ」という症状)
- ベッドで起き上がっていないと息苦しく、
- 横になれない
- 急に息苦しくなった
- 息が荒く、ゼーゼーと肩で息をしている
コロナから早く回復する方法は?
【早く回復するためにあなたができること】
- 睡眠は、最低8時間、できれば10時間、
- 理想は12時間
- スマホやゲーム、PC、TVは就寝の3時間前、
- 最低でも1時間前にはやめてください
- スマホやタブレットは寝室の外に置いてください
- 避ける、控える : ジャンクフード、ファストフード、脂の多い肉や揚げ物、冷たい物
コロナ後遺症で1番多いのは?
罹患後症状の頻度・持続期間
最も多いのは倦怠感(40%)で、息切れ(36%)、嗅覚障害(24%)、不安(22%)、
咳(17%)、味覚障害(16%)、抑うつ(15%)であった。