★果物

果物は甘味があって糖類を含むため、糖尿病では避けるべきと思われがちですが、
食物繊維、ビタミン、ポリフェノールなどが豊富で、血糖値の急激な上昇を抑える効果や、
インスリン感受性を改善する効果が期待できます。
適量範囲であればむしろ糖尿病に関連するリスクを低減することが知られています。
砂糖類を多く含む菓子類の代わりに間食として取り入れることで、
摂取カロリーを低く抑えることにも役立ちます。
果物ジュースでは反対に糖尿病リスクを高めるとみられるため、
生の果物をとるのがおすすめです。
具体的な摂取量については病状に合わせて決定する必要がありますが、
1日100g程度までなら血糖値や血中中性脂肪値は改善し、
体重増加にもつながらないと報告されています。
ただし、過剰摂取すると血中中性脂肪を増やしたり、
摂取カロリーを増やして肥満につながります。
★キウイ
![キウイフルーツの値段[価格]の相場と旬や栄養成分は? | おかずキッチン](https://dream44cook.com/wp-content/uploads/2018/01/shutterstock_1303938361.jpg)
- 食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を穏やかにする効果があります。
★いちご

- GI値が低く、血糖値の上昇を抑制する効果が期待できます。
★りんご

- 水溶性食物繊維のペクチンが糖の吸収を緩やかにします。
★柑橘類

- クエン酸が豊富で、糖を燃焼させる働きを高めます。
★ブルーベリー
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは血糖値改善効果が期待されています。

もちろん、甘くて美味しいブルーベリーには、糖分も含まれますので、
しっかり決められたカロリーを守った上で取り入れることが大前提です。
★ レモン

⾷事の前にレモンを絞った⽔(常温)を飲むことで、
⾷事中の⾎糖値を下げる働きがあることが
京都府⽴医科⼤学の研究結果として発表されています。
さらにレモンに含まれるクエン酸にはお腹を膨れさせる働きがありますので、
⾷事の前に飲むことで、ある程度の満腹感が得られ、
その後の⾷事の量も⾃然と減っていくというメリットがあります。
★血糖値を下げる果物ランキング
(GI値と食物繊維量)
GI値とは?
グリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、
食品を食べた後の血糖値の上昇度合いを示す指標です。
GI値が低いほど、血糖値の上昇が緩やかになります。
食品名(100gあたり) | GI値 | 食物繊維量(g) |
---|---|---|
みかん | 33 | 1.0 |
りんご(皮付き) | 37 | 1.9 |
梨(日本) | 38 | 0.9 |
いちご | 40 | 1.4 |
キウイフルーツ | 39-52 | 2.6 |
ブルーベリー | 40-53 | 2.1 |
★食べ方
- 果物は、ジュースではなく、固形のまま食べるようにしましょう。
- 食後の血糖値上昇を抑えるためには、食後のデザートとしてではなく、
- 食前に食べるのがおすすめです。
- 1日の摂取量は、200gを目安にしましょう。
ドライフルーツやジュースは、糖分が凝縮されているため、注意が必要です。