大腸ポリープの治療:ホットバイオプシー ホットバイオプシー 大腸内視鏡検査中に、開閉可能な金属製の2つのカップがついた生検鉗子(ホットバイオプシ ー鉗子)を用いポリープを把持して持ち上げた後、高周波の電流を流して焼きながらポリープ を切除します。基本的に5mm以下の小さなポリープが適応ですが、短時間で簡単に行うこと ができる治療なので、小さなポリープがたくさんある場合などに使われます。鉗子のサイズ 上、大きなポリープは切除できません。カップの外側に熱が発生するため止血と切除の両方の 効果が得られる一方、カップ内には熱が発生しないため切除したポリープには損傷を与えず、 鉗子のカップに収まったままで回収されます。ポリープ切除の方法としては比較的簡単かつ 短時間でありますが、腸の正常組織へのダメージの問題から最近はあまり使用されません。 また、切除した後の断端が不確実なので、癌を疑う場合は行いません。 高周波電流を流せるホットバイオプシー鉗子をポリープの位置に合わせます。 ホットバイオプシー鉗子でポリープを摘み、高周波電流を流します。 高周波電流でカップの外側に発生した熱で止血と切除をおこないます。 ホットバイオプシー鉗子を引き、ポリープを摘みとります。 高周波電流で発生した熱でポリープ組織の残存も予防します。 摘みすぎ、高周波電流の流しすぎは、穿孔や出血のリスクを高めるため、注意が必要です。 前後の記事へのリンク << 積雪・降雪のため当院への来院受診は危険と考え、1/25(水)は休診にしました。大腸ポリープの治療:大腸ポリペクトミー >>