高血圧と食事
脳卒中や心筋梗塞にならないためにも
高血圧は絶対に放置しないようにしましょう。
当院での高血圧に対する食事指導です。
カップ麺でもスープまで飲むと1日6g未満の目標とほぼ同じ量の食塩になります。
うどんやそば、ラーメンの汁は飲まない、レモンなどの香味を利用した味つけをするなど、
日常の中で工夫をして塩分をとりすぎない生活習慣を心がけましょう。
めん類は旧1杯以下、つゆを残しましょう。
うどんやそばなど和風のめん類でも、1人前の塩分は4~5g。ラーメンはもっと多く、1人前で7~8g!つゆを飲まずに
食べても、半分は口に入るのでこ注意してください。
めん類を食べる日は、ほかの食事で汁物を控えましょう。
水溶性食物繊維は、ナトリウムを排除して血圧上昇を抑え、コレステロールの吸収も抑えます。
寒天、海藻類、りんご、さつまいも
などを摂りましょう。
日本人の食塩摂取量は1日に10.4g(平成23年国民健康・栄養調査)ですが、
食塩制限だけでかなり血圧が下がる人も多く、1日6g未満を減塩目標にしましょう。
野菜や果物を積極的に摂り、コレステロールや飽和脂肪酸を含む食品の摂取は控えめにしましょう。
副菜(ビタミン・ミネラル・食物せんいを多く含む食品)ビタミンやミネラルは微量栄養素と言われ、
体内で作ることができないので、食事から十分確保する必要があります。
食物線維は胃の中に留まっている時間が長いことから空腹感を和らげたり、
炭水化物や脂肪の吸収をゆるやかにする働きがあります。
野菜類は毎食積極的にとりましょう。
海そう・きのこ・こんにゃくといった低エネルギーの食品も利用しましょう。
日常生活の注意
生理的な空腹感よりもストレスや習慣といった外的な因子によって食べ物に手が出てしまうことも多くあります。
自分の行動に問題がないか分析・認識し、行動を修正していくことが重要です。
- 一口ずつゆっくりよく噛んで食べましょう。
- 間食は太る原因になるので、できるだけ控えましょう。
- 特に夕食後の間食は控えましょう。
- 炭酸飲料や砂糖入りの飲み物は控えましょう。
- 目につくところや手の届くところに食べ物を置かないようにしましょう。
- 活動量を増やしましょう。