岩国市の内科、胃腸内科、消化器内科、肛門科 やましたクリニック

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虚血性大腸炎の検査・診断

虚血性大腸炎の検査・診断

経過と症状で診断可能なケースがほとんどですが、

虚血性腸炎は、通常、

血液検査(炎症の程度や感染の有無などの確認を行うため)

腹部エコー・腹部CT検査で診断を行います。

腹部エコー・CT検査では、

虚血性腸炎では下行結腸やS状結腸の壁肥厚を認めることが多いです。

診断の確定(大腸がんや特殊な腸炎などの他の病気が隠れていないかどうか)が必要と

考えられる場合は大腸内視鏡検査を実施することもあります。

急性期では腹痛が強いため、大腸内視鏡検査は症状が取れてから行うことが多いです。

大腸カメラ検査を行った時に、

虚血性腸炎の特徴である「区域性の病変」が見つかれば確定診断となります。

区域性の病変とは、

大腸のある範囲に限局して、粘膜の発赤、浮腫、びらん、腸管の形に沿った潰瘍(縦走潰瘍)

どが見られ、その部位の奥、また前の粘膜は正常という状態をいいます。

虚血性腸炎の内視鏡像


粘膜の発赤・粘膜の腫れ(むくみ:浮腫)・潰瘍(白い個所)

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