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#岩国#内科#高血圧の原因

高血圧の原因は、遺伝的な要素によるものだけでなく、食生活や運動不足、ストレスの溜まりやすい生活習慣など、複合的な要素が相互に影響を及ぼし血圧の上昇を招いている場合が多く見られます。

代表的な高血圧の原因は以下のようなものです。

血圧が高くなる原因

塩分の過剰摂取

血圧が上昇する理由として、科学的に最も関連があるのは塩分です。

塩分の摂り過ぎは日本人の高血圧の最大の原因といわれています。

食塩は、「ナトリウム」と「塩素」という2種類のミネラルが結合してできた

「塩化ナトリウム」と呼ばれる物質を主成分としています。

ナトリウムを多く摂ると、体が血液の浸透圧を一定に保つため血液中の水分を増やします。

その結果血液量が増えて血液が血管の壁を押す力が大きくなり、血圧が上昇してしまう

と考えられてます。

肥満

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられます。

交感神経は体を動かすときに優位になり、血圧を上げます。

反対に副交感神経はリラックスした状態のとき優位になり、血圧を下げるはたらきをします。

肥満には「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」がありますが、

特に高血圧と関係があるのは内臓脂肪型肥満です。 

肥満の方は過食の傾向があり、血糖値を下げようとはたらくホルモン「インスリン」の

分泌量も増加します。

インスリンが分泌されると交感神経が活発になるため、血管が収縮し血圧が上がります

運動不足

適度な運動は血管の柔軟性を保つため、血圧の正常化に貢献します。

運動不足によって血管の柔軟性が低くなり、

血流が悪くなってしまうとより高い圧をかけて全身へ血液を送ろうとはたらき、

血圧が上がります

喫煙と飲酒

たばこに含まれる有害物質や過度な飲酒も高血圧の原因となります。

たばこに含まれるニコチンは交感神経を刺激し、血圧を上昇させます

またたばこの煙に含まれる一酸化炭素は血液をドロドロにして血液が固まりやすい状態

をつくります。

喫煙は血圧を上げるだけでなく動脈硬化のリスクをさらに高めるのです。

また、多量飲酒も高血圧の原因となります。

少量の飲酒であれば血圧は一時的に低下しますが、長期間の飲酒は血圧を上昇させる

といわれています。

適度な飲酒は疲労の回復やストレス緩和などの良い影響を与えることもありますが、

多量飲酒は高血圧の原因にもなるので注意が必要です。

<男性の1日のアルコール適正量>

  • ビール:中瓶1本まで
  • 焼酎:半合程度まで
  • 日本酒:1合まで
  • ウイスキー: ダブル1杯(約60ml)まで
  • ワイン: 2杯弱まで

※女性はこの半分程度が目安となります。

ストレス

ストレスは血圧を調整する自律神経に影響を与え、血圧を上昇させるといわれています。

ストレスには精神的なものだけではなく、睡眠不足や疲れなどによる肉体的なストレス

があります。

加齢

加齢とともに血管の柔軟性が失われるため、動脈硬化が促進します。

血圧を制御する自律神経の機能の低下により、血圧が上昇していきます。

30代男性の高血圧の割合が23.1%であるのに対し、60歳代では60.4%、

70 歳代では68.9%と、6割以上の人が高血圧になっています。

遺伝

家族や親戚に高血圧の人が多いと、遺伝により高血圧体質になるケースが

多いとされています。

特に、両親や祖父母など直系の家族に高血圧の人がいる場合は、要注意です。

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