マイコプラズマ肺炎が流行しています。
「歩く肺炎」
と呼ばれるように、大人も油断は禁物です。
■報告患者数、1医療機関あたり1.94人
「10月15日に公表された国立感染症研究所の最新データによると、全国約500の医療機関から報告された患者数は、1つの定点医療機関あたり1.94人(10月6日までの1週間)となり、現在の方法で統計を取り始めてから2週連続で最多となりました」
■医師に聞く…大人も油断できない理由
マイコプラズマは、
せき
くしゃみ
などに含まれる
飛まつによる感染
が中心です」
『もちろん
子ども
は多いが、むしろ
20代や30代、それ以上の世代
も増えています』
「別名『歩く肺炎』とも言われるほど、
職場
学校
など人が集まる所で広がるリスクが高いので、
大人も油断はできません。
マイコプラズマの場合は初めは
発熱
全身のだるさ
頭痛
など風邪のような症状です。
その後、
こみ上げてくるようなせき
がなかなか止まらず、
夜も眠れない
ような時があります。
そして、たんがあまり絡まない、
乾いたせき
が続くといいます。
マイコプラズマは
1週間以上激しいせきが止まらない
こともあるといいます。
高い熱としつこいせきという症状なら、マイコプラズマ感染症と考え
抗生剤
を服用します。
■基本的な感染対策と免疫力維持を
飛まつ感染には
マスク
が有効で、
手洗い
換気
などの基本的な感染対策が大切です。
また症状を軽く済ませるためにも
免疫力を落とさない
ことが重要。
睡眠
バランスの良い食事
適度な運動
といった対策も必要です。