
花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって起こるアレルギー性疾患の一種です。
花粉症は日本人の約4分の1にあたる約3000万人が罹患していると推定されています。
日本ではスギが一番多く、4人に1人がスギ花粉症であると言われています。
他にもイネ科植物やカモガヤなどの花粉が原因となることもあります。
花粉症症状は、花粉が鼻や目の粘膜に触れると、
免疫システムが過剰に反応して、ヒスタミンなどの物質を放出されることで、
くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、めやに、充血などの症状が現れます。
重症化すると、咳や喘息、頭痛、倦怠感なども引き起こすことがあります。
スギ花粉症なのか、ヒノキのアレルギーも持っているのか、
あるいは秋にもアレルギー性鼻炎の症状が出現する方は、
一度、血液検査によりアレルゲン検査を受けてみることをお勧めします。
花粉症は早めにアレルギー症状を抑えるとシーズンを通して軽く済みます。
2月頃より本格的にスギ・ヒノキ花粉の飛散がはじまり、3月下旬~4月上旬頃にピークを迎えるようです。
症状がひどくなると炎症を抑えるのが難しくなる傾向があるので、
できるだけ早期に(1月末頃から)内服を始めることが重要です。