岩国市の内科、胃腸内科、消化器内科、肛門科 やましたクリニック

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AEDの使い方

2024.08.07 12:30~13:00

出席者 大村 浦 中村 山下

AEDって?

AED(自動体外式除細動器)とは、

心臓がけいれんし血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になった心臓に対して、

電気ショックを与え、正常なリズムに戻すための医療機器です。

2004年7月より医療従事者ではない一般市民でも使用できるようになり、病院や診療所、救急車はもちろんのこと、空港、駅、スポーツクラブ、学校、公共施設、企業等人が多く集まるところを中心に設置されています。

AEDは、操作方法を音声でガイドしてくれるため、簡単に使用することができます。

AED 写真

また、心臓の動き(心電図)を自動解析し、

電気ショックが必要な方にのみ電気ショックを流す仕組みになっています。

AED イラスト

心室細動ってなに?

心室細動とは、心臓の筋肉がけいれんをしたような状態になり、全身に血液を送るポンプ機能を失った状態になる

致死性不整脈の一つです。

心室細動の唯一の治療方法が、除細動器(AEDを含む)で電気ショックを与えることだと言われています。

そして、AEDの使用とあわせて、

私たち一般市民が胸骨圧迫や人工呼吸を行うことで1人でも多くの方を救うことができるのです。

心室細動 ⇒ 正常なリズム

1分1秒でもはやく

電気ショックは心室細動であれば、どんなときでも成功するものではありません。

時間との勝負です。1分1秒でも早く電気ショックを行うことが重要です。

電気ショックの成功率は1分ごとに約7~10%低下します。

日本では、救急車の到着まで平均10.3分です。

成功率を上げるためには、救急車が到着する前に傷病者の近くにいる私たち一般市民(バイスタンダー)が

AEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことが重要になります。

  • 成功率:ここでは生存して退院する可能性をいう
成功の可能性が1分ごとに7~10%低下 グラフ

AEDは簡単3ステップ!音声ガイドに従って操作します

AED操作説明の画像。1.フタを開けると自動電源ON、2.電極パッドを胸に貼る、3.ボタンを押して電気ショック ※オートショックAEDの場合は、装置が自動で電気ショックを行います。体から離れて電気ショックを待ってください。

AEDの使い方を動画で見る

https://www.youtube.com/watch?v=j6v4fW_diYU&t=135s

装置各部を詳しく見る

※各名称をクリックすると、詳細情報を表示します。

装置各部名称

つなげ救命の連鎖

心停止や呼吸停止となる可能性のある傷病を未然に防ぐことが重要です。心停止の可能性がある方を発見したら、できるだけ早く119番通報を行い、できるだけ早く胸骨圧迫・人工呼吸を含む心肺蘇生を実施しAEDを用いて電気ショックを行い、できるだけ早く医療機関で処置をすることが、大切な命を救うことにつながります。

[未然の]心停止の予防、[早期の]認識と通報、[早期の]一次救命処置(心肺蘇生とAED)、[早期の]二次救命処置と心拍再開後の集中治療

心肺蘇生の流れ

あ、人が倒れている!!

  • 【1】安全の確認
  • 【2】肩をたたいて意識の確認
  • 【3】助けを呼ぶ
  • 【4】呼吸の確認 胸と胸部の動きを見て、呼吸の確認をします。(10秒以内)※わからない時は胸骨圧迫を開始
  • 【5】胸骨圧迫 胸が約5cm沈む程度の強さで、1分間に100回から120回のテンポで押します
  • 30回の胸骨圧迫、2回の人工呼吸。※技術と意思があれば胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を繰り返す
  • 【6】AEDで電気ショック 体から離れてください

※オートショックAEDの場合は、装置が自動で電気ショックを行います。体から離れて自動電気ショックを待ってください。

インフォメーション

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診療時間
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14:00 - 18:00

【最終受付時間】午前12:00、午後17:30

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