ストレスを溜めない工夫を
「競争心が強く、攻撃的で、せっかちな性格」の血液型がA型の人は、
「仕事などのペースもゆっくりした、のんびりした性格」のB型の人と比べて
狭心症と心筋梗塞の発症率と死亡率が2倍以上になるとも言われております。
がんばりやで負けず嫌いな傾向の方は、無理をしがちでストレスをためやすく、
また時間に余裕のない生活状況や、マイナス思考、常に不安感が抜けきらない環境が
血圧の上昇や心拍数の増加、血流の乱れを招き、虚血性心疾患の発症につながりやすい
のではないかと考えられています。
下記に該当する方は、これらのリスクを抱えている場合がありますので気を付けましょう。
- 精神的ストレスが多い
- イライラしやすいタイプ
- 約束をきっちり守るタイプ
- 他人から指図されることが苦手である
- 人任せにできず、自分でやりたいタイプ
- 競争心が強く、負けず嫌いである
- ライバルだと思う人がいる
- 会社の仕事を自宅まで持ち込む
- 自己主張が強いタイプ
- 攻撃的な性格である
- せっかちである
- 打たれ弱いタイプ
- 多忙で疲れている
長期間のストレスは血圧に影響を与えることがあります。
疲労やストレスがたまっていると、自律神経(交感神経と副交感神経)のうちの
交感神経が活発になり、血管が収縮して血圧が上昇します。
また、交感神経が活発になると白血球の一種、好中球が増加し、血液の流れが悪くなって
血管が詰まる原因にもなります。
季節の変わり目など、気温や気圧の変動が大きい時も自律神経のバランスが乱れがちなので
要注意です。
精神的ストレスの他、オーバーワークなどによる肉体的な疲労も高血圧の原因になります。
普段の血圧は正常でも日中職場での血圧が高い「職場高血圧」は、仕事のストレスが原因
であり心筋梗塞や脳出血の発症リスクが高いことが分かっています。
家庭や職場など、診察時以外の血圧が高い「仮面性高血圧」も通常の高血圧と同等
もしくはそれ以上に心筋梗塞などの心臓病を発症するリスクが高い
といわれており注意が必要です。
イライラや、緊張を感じたらゆっくりと深呼吸してリラックスしましょう。
鼻から息を吸い、口から吐くだけで血圧が30〜40mmHgも下がることが分かっています。