先生は「つらくない内視鏡検査」をめざしていると伺いました。
▲以前に受けた検査がつらかったという患者からの相談も多い
胃カメラは前日の絶食が必要で、大腸カメラはさらに大量の下剤を服用しなくてはなりません。夜間に何度も便意をもよおして眠れない、おしりが痛くなる、年配の方は気分が悪くなって途中で吐いてしまう、ということも。しかしこれらの前処置はどうしても必要ですので、せめて検査自体は楽に受けていただけるよう、当院では鎮静剤を導入しています。うとうとしている間に検査が終わるので、ほとんど苦痛を感じずに済むでしょう。ただし、胃カメラの後は喉の痛み、大腸カメラは肛門の痛みを感じる方が一定数います。これはカメラが擦れたことが原因ですので、その痛みすらも起こらないよう、カメラを挿入する際は慎重に進めていきます。
ドクターからのメッセージ
当院では痛みを極力抑えるために鎮静剤を使用した胃カメラ・大腸内視鏡検査を行っております。時に鎮静剤のリスクを心配する方もおられますが、当院では個々の患者さんに合わせて使用量を調節し、検査終了後のふらつきも最大限抑えています。安心して受けていただければと思います。がん検診で異常を指摘された方はもちろん、胃薬を飲んでもなかなか治らない、一度症状が治まってもぶり返すという方は、早めに胃の内視鏡検査を受けましょう。便潜血検査で陽性だった方、血便や黒色便が出た方は、「ただの痔だろう」「症状がないから大丈夫」と自己判断をせず、大腸内視鏡検査を受けてください。胃カメラは食事抜きでお電話をいただければ、即日検査が可能です。土曜午後や日曜・祝日の午前中も内視鏡検査を実施しています。お気軽にご連絡ください。