★生活習慣病の種類
①がん
がんのなかでも
★大腸がん

と
★肺がん

は、生活習慣との関連が大きいことが知られています。
遺伝の場合を除いて
大腸がんは、食習慣
との関連が明らかになっており、
肺がんは、喫煙
という生活習慣が最大の原因です。
WHOが提唱する生活習慣病のような概念=NCDsでも、
がんの発症には
★喫煙

★食生活

★運動不足

★飲酒

といった生活習慣が関係するとされています。
②糖尿病
糖尿病は、「インスリン」というホルモンの不足や働きが悪くなることによって、
血糖値の上昇を抑える働き(耐糖能)が低下し、高血糖の状態が続く病気です。
★目

★腎臓、

★神経

などに影響が出る他、
★心臓病

★脳卒中

が発症するリスクが高まり、命に危険が及ぶこともあります。
③脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症とは、血液中の悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が多すぎる、
もしくは善玉(HDL)コレステロールが少なすぎるなど、脂質が異常な状態にある病気です。
動脈硬化と関連があり、ある日突然、
★心筋梗塞

★狭心症

★脳梗塞

などの血管障害を発症させることがあるなど、注意が必要です。
④高血圧症

高血圧が続くと動脈硬化を引き起こしやすくなる他、
脳出血

脳梗塞
大動脈瘤

腎硬化症

心筋梗塞
狭心症
眼底出血


などの原因にもなります。
⑤脳卒中
脳卒中は、脳血管障害とも呼ばれます。
★脳梗塞、
★脳出血、
★くも膜下出血

という3つの病気の総称で、いずれも高血圧が最大の原因です。
高血圧が長く続くと、動脈硬化が進行します。
すると、やがて脳の血管が詰まって脳梗塞になったり、脳の血管が破れて脳出血になったり、
脳の血管の一部分に動脈瘤ができて破裂し、くも膜下出血になったりすることがあります。
⑥心筋梗塞

心筋梗塞は、循環器の要といえる心臓の血管が何らかの原因で詰まり、
血液の流れが止まって細胞が死んでしまう箇所(梗塞)が生じる病気です。
無事に回復しても、心不全や不整脈などの後遺症をもたらすこともあります。
心疾患は日本人の死因の第2位
と重要な疾患です。
⑦慢性気管支炎

気管や気管支が長期間にわたって炎症を起こし、咳やたんが続くのが特徴です。
喫煙や受動喫煙※が主な原因で、粘り気の強いたんが詰まるなどして気道が狭くなり、
息を吐きづらくなることもあります。
なお、最近では慢性気管支炎などの肺の炎症性疾患を総称し、
★慢性閉塞性肺疾患(COPD)


と呼ぶこともあります。
※タバコから出る煙(副流煙)と喫煙者が吐き出した煙(呼出煙)が混ざった煙を
吸わされてしまう、もしくは吸わせてしまうこと。
喫煙者自身が吸い込む主流煙より、タバコから出る副流煙の方が、
有害物質が多いといわれています。
⑧肝硬変
肝硬変とは、
★B型・C型肝炎ウイルス感染、

★多量・長期の飲酒、

★過栄養、

★自己免疫

などにより起こった慢性肝疾患によって、肝臓内に線維組織が増え、
肝臓が硬くなってしまう病気です。
⑨脂肪肝

肝臓には、体内で余ったエネルギーが中性脂肪につくり替えられて貯蔵されます。
適量ならば問題ないのですが、
肝細胞の30%以上に中性脂肪がたまると
「脂肪肝」
と診断されます。
多くはメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を合併しています。
原因のほとんどは
食べ過ぎや飲み過ぎ(多量の飲酒)

ですが、糖尿病やステロイド剤の服用などによる代謝異常が影響していることもあります。
自覚症状はほとんどなく、放っておくと肝炎や肝硬変になるため、注意が必要です。
近年では、アルコールではなく
過食が原因
で脂肪肝から肝炎・肝硬変となる
「NASH(非アルコール性脂肪性肝炎)」
が増加していることが問題視されています。
⑩歯周病

口のなかに生じる感染症の一種です。
細菌の感染によって歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう
といった症状が生じます。
近年では、歯周病を中心とした口腔内の病気が
心血管系疾患

糖尿病

肺炎

などの生活習慣病を始めとする全身に関わる病気に影響を与える
という報告が増えていて、注目が集まっています。
また高齢者においては、歯の喪失の最も重要な原因とされています。
「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」
という「8020運動」にも関わってくる病気です。